こんばんは。

マンガで読むドラッカー
マンガで読むアドラー
マンガで読む応仁の乱‥

などなど
難しい本をマンガ化して売ってるのが流行ってますね。

マンガで読む八つ墓村。

これは、流行する以前にマンガ化されたので、超マイナーな存在ですが、このマンガがなかったら、今の私はなかった‥。(笑)

多分、「犬神家の一族」が公開中で、それに先立って、横溝ブームが来るぞ、ということで出版されたんだと思います。

下巻を手にした時の喜びと言ったら‥

なくすな、汚すな、との警告の言葉を持ち主からいただいたかどうかは定かではないですが、すごいモノを手に入れたぞ、感は満載でした。

そう言えば、これを貸してくれた同級生も、
多治見家の小竹・小梅と同じく、双子の子でした。

双子って不思議ですね。性格はかなり違うけど、
能力は似てるんですよ。
その子の場合で言うと、2人とも足が速い、算数とか勉強ができる、習字が上手い‥。
2人とも薬科大学に進みましたが、
まさか、八つ墓村にかなり毒とかクスリとか出てくるからではないでしょうね。

後半戦も相変わらず、驚きの連続でしたが‥

マンガなんで、恋とかの部分がかなりカットされてましたね。

この話、ほとんど、寺田辰弥の冒険小説なんで、
金田一耕助の活躍は薄いです。
存在が小さい。

出ないわけじゃない。
前半、初七日の毒殺があった席で、金田一耕助登場なんですが( 意外と早い?)、いっちょ前に、
耕助は、辰弥に警告をしています。

「辰弥さん、なるべく隠密の行動は控えてください。
気になる事、困った事があったら、すぐに僕に相談してください。勝手なことをすると命取りになりますよ」

これがねえ、相談のその字もしないんですよ。

姉の春代が親切に色々教えてくれるんで、困らなかったというのもあるし。
自分で八つ墓村の秘密を突き止めたいということで、小竹たちの後をつけたりして、

「だから言ったでしょ」

みたいなことを、かなり後に言われたりしてます。冒険のしすぎ  と言うんですか。

そんな事言う資格あるかなぁ。

8人も死んでから、金田一がノコノコ出て、
推理というより、完全に後始末役。

犯人わかってるなら、言えよ、

8人も死ぬとねぇ、
もう、いないじゃん、容疑者。(笑)

でもでも、まだ疑ったことのない人が残ってて、
犯人だなんて、死ぬほど驚いた。完全に驚いた。
犯人の最後の狙いは辰弥。
多治見家の遺産相続が狙いだったんですよ


落ち武者のたたりを利用した犯人だけど、
たたりだとしたら、ヒド過ぎでしょう。
恨み過ぎ(笑)。
とっくに祟りは消えてるハズ。
戦国時代、よくある話というか、今思うとあれだけで祟るなんて、織田信長とか他の人はどうなっちゃうのよ。