こんばんは。

中国地方の戦国武将・尼子一族。

小学生のとき、ブームになる前に他人よりひと足早く「八つ墓村」なる、摩訶不思議な読み物をマンガで読んで以来、そのマンガのとりことなりました。
さすがに、8人の落ち武者が、村人たちによって、まとめて皆殺しにされるシーンは、まんがだけに怖かったです。
映画でもそうですが、山崎努による多治見要蔵より、田中邦衛の落ち武者のほうが怖かった。
無念の形相がすごい。
映画は、この8人の落ち武者伝説に時間配分をかなりおいてます。

はっきり言って、本編の殺人、寺田辰弥の冒険物語と、何の関係もないと言い切ってしまいますが、
もともと、たたりとか幽霊とか亡霊とか、怖くないたちで、
明らかにブラフなんですが、

30過ぎて、大河ドラマ「毛利元就」中村橋之助主演を見たとき、

故緒形拳が尼子経久の役をやってて、尼子ってホントにいたんだ!

尼子って、名前、忘れられないので。

さて、寺田辰弥が代理人と一緒に八つ墓村入りした時、村人から、悪意のこもった目で見られました。
辰弥は、本当に多治見要蔵ゆかりの者なのか、身体検査を受けます。

辰弥の背中には、大きなミミズ腫れの、火傷のような跡が、放射状に一面にのったくっています。
鍾乳洞の地図とソックリな火傷あと。
これは、父親・要蔵から焼きごてで受けた折檻のあとでした。これで、辰弥は一も二もなく、多治見家の跡取りと認められたのです。

多治見家にいたのは、当主・久弥とその妹・春代。辰弥にとって兄と姉に当たる人です。そして双子の老婆。
彼らは表面上は、辰弥が来たことを喜んでいるようでした。

しかし、息つく間もなく、連続殺人が起こり、辰弥は微妙な立場になります。

久弥が辰弥の目の前で薬を飲んだ直後に死んでしまいます。久弥の初七日の法事でも毒の入った膳を食べたお客さんが死にました。無差別殺人⁈

すでに犠牲者は4人。

そして、胡散臭い双子の老婆の小竹・小梅。
実質、多治見家を牛耳っているのはこの2人。

ある晩、彼女たちが、寝ている辰弥の部屋に入って、どこかに消えます。
実は、鍾乳洞に通じる秘密の入り口があって、小竹らは時々、こうしてこっそり行くようです。
何をしに、地下へ潜るのか、
辰弥は、確かめようと、老婆たちの後をつけていくところで、
マンガの上巻は終わっていました。

殺人犯も気になるけど、双子の老婆のいわくありげな行動がメッチャ気になって‥

まさか、犯人⁈

借りた時は、何この絵、

何この変なタイトル

と思いましたが、変なとこで終わって、早く下巻が読みたくて気が狂いそうでした。

弟や社宅の仲間と、続きについて話し合いましたが、犯人を答えられた人は皆無。
パズルのピースが揃ってないので当然ですが、
「濃茶の尼」とかいう、男だか女だからわからない、気の触れた老人の存在も気になりました。
辰弥を見るなり、「八つ墓明神はお怒りじゃ、今すぐ、村から出て行け‼︎ 」
としか言わない。嫌がらせのハガキを出したのはこの老婆?

それから、毒のでどころですが、
久弥らの薬を処方をしている久野というお医者さんの所から、持ち出されているようでした。
この久野先生も、すごく印象的で‥‥。