こんばんは。
雨、しつこいですね。
地元の小学校の屋外イベントは中止で、
その分、屋内のバザーの行列が半端なかったです👔👚📚
ボイストレーニングの1200円の本を50円でゲット!
フリマの世界では、本の値段は、ほぼ、タダに近いですね。10エンとか。
確実にブックオフより安いです。
本は新しくても中古扱い。
バザーでの人気度は、服、日用品、レジャー用品に比べると、極端に低いのです。
真ん中へんの「本」という項目を見てください。
斎藤と蕗屋(ふきや)の回答です。
こういうのって、普通、答えがカブることは珍しいと思うのです。
あなたは、「本」と聞かれて、何と答えますか?
厚いとか、
読むとか、
図書館とか、
マンガとか、
ベストセラーとか、
印税とか、
赤川次郎とか(笑)、
いろいろ答えがあると思いますが、
2人とも「丸善」と答えてるのが、すごい!!
と思いました。
お酒=サントリーとか
車=ニッサンとか、
本→本屋さん→丸善
の発想なんでしょうね。
2人とも大学生ですから、
今の大学生と違って、
尊敬される存在だったし、
勉強する人、勉強好きな人で、
本も読んで当然なヒトのようです。
2人とも、しょっちゅう、丸善に行ってたのでしょうね。その点は、嘘発見テストの中で、ちょっと微笑ましい回答です。
左側の答が蕗屋で、右が斎藤です。
物騒な回答は、蕗屋青年に多く見られます。
これは、蕗屋の戦略です。
ワザとというより、開き直りです。
心理試験は、さすがの蕗屋も、どういう形式で行われるか、厳密には知りませんでした。
彼が想像したのは、
危険ワードが出された時、
眼球の動きを確かめる方法。
呼吸・脈拍の高低遅速を計る方法。
手のひらの発汗を測定する方法。
筋肉の収縮を何らかの方法で測る‥‥。
不意に、試験官から
「お前が老婆を殺した本人だろう?」と問われたら、「何を証拠にそんなことを」と言い返す自信はあるのです。
けれど、言葉で言い返せても、脈拍や呼吸、発汗の些細な動きまでは、さすがにコントロールできる自信はないわけです。
そして、この天才犯罪者は努力家でもありました。訓練で、慣らしておく、という方法です。
ある程度、連想診断で出されそうなワードを、
国語辞書を使っていくつか選び出し、
「机」「障子」など、出来るだけ早く、考えずに回答する練習をしたのです。
嘘発見器突破100本ノックです(笑)。
なんでもない言葉の中に、ワザと、ナイフとか血とか、今度の犯行に関係ありそうなワードを混ぜて、出来るだけ平気に答える訓練です。
今回のスペシャルワードは「植木鉢」です。
犯人は、殺人の後、老婆が植木鉢の中に隠したお金を盗んだのです。
これは、斎藤と蕗屋にとって、すでに知っていることで、変に無理して遠ざかるような回答をするより、ありのまま、無邪気に「お金💰」と答えることを考えました。
何と言っても、蕗屋を勇気付けたのは、斎藤の存在でした。
斎藤は蕗屋と正反対の、優しくて、気の弱い、正直な性格です。
斎藤は、出来心で老婆の植木鉢のお金を盗んだために、窮地に立たされました。
斎藤が、心理試験に耐えられるわけがない。
斎藤のほうが、試験官はクロに見えるだろう、
と、こう考えました。
比較の問題ですね。
で、試験結果は、写真の通り。
斎藤青年は、
⭕️のついた危険ワードに対して、不自然に遅くなっています。
蕗屋は堂々と答えています。
しかし!
明智探偵がクロだと思ったのは、実は蕗屋のほうでした。
言葉そのものではなく、その回答スピードです。
危険ワードを、完全にパスしてるのが、逆に不自然だというのです。
「植木鉢」に「松」と答えたスピードが、0.6秒。
30個のワードの中で、一番答えやすいのは、
「緑」→「青」
これが0.7秒。
なぜ、緑より、植木鉢の答えのほうが、速いのか⁈
「油紙」も「犯罪」も、決して答えやすいワードではないのに、答えやすいワードよりも、
早く答えているのが、おかしいと考えたんですね。
つまり、蕗屋は、やり過ぎたのです。
遅くてもいけないが、早くてもいけないことに、彼は気づかなかった。
