こんばんは。
今日はいろんな事件がありました。
79年ぶりの低気温!
めちゃめちゃ寒かったですね。
ヒートテックに、長袖シャツ、セーターこれだけでも十分なのに、毛皮付きコートを着てしまいました。
雨で朝の電車は遅れ、今日に限って、都心に近づいても乗った車両から降りる人はまばらで、降りる駅で、普段はたくさん降りるのに、人がほとんど降りず、危うく降り損ねました。
駅員が「ドアの入り口付近に立っている人は、降りる人のためにいったん降りてください!」と、どの駅でも絶叫してました。初めて聞くアナウンスでした。奥の人が、降りるのに苦労して、大きな荷物を構わず周りにぶつけながら強行下車。
「信じらんない!」と女の人の独り言が。
雨の日は乗車率が二割り増しになるのか‥?
それから、元大関若島津が、船橋の路上で倒れて緊急搬送。一命は取りとめた模様です。
そうそう、江戸川乱歩の「心理試験」。
傑作中の傑作と、稲葉の白兎はひとり絶賛をしております。
刑事コロンボ型、あるいは古畑任三郎型の倒叙ミステリ。犯人が最初からわかってて、いかにして行ない、いかにして隠そうとするか、スリリングな展開です。
犯行に際して、良心も心の痛みも持たないサイコパス的な主人公・蕗屋ふきや。
自分の同級生でもあり、金貸し老婆のお金の隠し場所を教えてくれた斎藤に対し、斎藤が老婆のお金の一部を盗んで携帯していたところから容疑者になったのを知り、むしろシメシメと喜ぶ蕗屋の鬼畜ッぷり。
ところで、前々日のブログ、心理試験の比較の写真はご覧になってますよね?
斎藤と蕗屋の、結果を見てください。
答えとタイムに注目してください。
斎藤のテスト結果は挙動不審であります。
簡単な問題でも、犯人しか知り得ない危険ワードに対し、極端に長い時間がかかっています。
これは、無難な答えを言おうと考えすぎているのです。
「油紙」と「植木鉢」に時間がかかり過ぎているのは、斎藤本人が出来心で、老婆のお金をいくらか盗んだからで、言わば良心にヒットしているのです。
一方・蕗屋は、危険ワードにも大胆に答えています。
殺す→ナイフ
金→紙幣
といったように、危険ワードに解答まで与えるという肝っ玉ぷり。
実は、心理試験に際して、事前準備をしてきているのです。
アガらないための練習。
危険ワードにビビらず、自然体で答えること。
それらをタイピング練習のように、綿密に練習。
なぜなら、やましい質問ほど、再現性が低いからです。前回と違う答を喋っちゃう確率は、高いので、学校を休んで訓練に費やします。
危険ワードは、知っている限り、ありのままのワードを使う方がいいとか判断。
ところが分析官は、蕗屋も、斎藤に負けず劣らず怪しいことに気がつきます。