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こんばんは。

江戸川乱歩と言えば、おどろおどろしい小説、
もしくは、小林少年が活躍する名探偵・明智小五郎対怪人二十面相。

人間豹、黄金仮面、白髪鬼、踊る一寸法師、
黒蜥蜴、赤い幼虫、蜘蛛男、魔術師、電人M、

まがまがしいタイトルのオンパレードであります。
あるいはバカバカしいとか(笑)。

その中でも、短編本格推理「心理試験」は怪奇性ゼロで、おそらく誰が読んでもフィットするのではないか、と思われます。

写真の文庫本に収録されています。
コミックスではありませんよ(笑)。

乱歩にしては、破綻なくよくできている。
失礼な言い方ですが。

切れ味バツグンであります。

本格推理と言えば、殺人が出てきます。

そうでないと、ラストまで引っ張れません。
窃盗だけの謎解き長篇小説というのは、苦しいです。


この物語では、ある金貸し老婆が殺されました。タンス預金が狙われたわけです。
容疑者は、店子の学生とその友人。
この2人に心理試験を、つまり嘘発見器にかけてはどうか、ということになり、
斎藤と蕗屋は、連想ゲーム形式で答えるテストとやらを受ける羽目になります。

あなたも、以下の言葉から連想されるものを、答えてみてください。その際、回答するまでの所要時間を誰かにストップウォッチを使って、計ってもらうといいですね。
実は、この中には8個の危険ワードが含まれています。他の言葉に比べて、答えるのが遅かったりすると、" 怪しい" と思われてしまいます。

頭。緑。水。歌う。殺す。舟。窓。料理。金。
冷たい。病気。針。松。山。血。新しい。嫌い。
植木鉢。鳥。本。油紙。友人。純粋。箱。
犯罪。満足。女。絵。盗む。

以上です。

あまり、深く考えずに頭に浮かんだものや言葉を答えるようにしてください。

明日、答え合わせします。
斎藤と蕗屋の言葉の反応結果です。