こんばんは。

ありがとうございます。

甲子園大会も無事終わりましたね。

春夏を通じて、初の決勝進出を果たした学校が優勝したのは、フレッシュでよかったです。

その甲子園大会がファイナルを迎える頃、とある元甲子園アイドルが本を出版しました。


その名も「甲子園進化論」!

なんか、生物学の本みたいですね。(笑)

思わず惹きつけられますが、この本の推薦をした人が、誰あろう、桑田真澄くんであります。

最初、熱闘甲子園というテレビ番組で彼が宣伝した時、桑田自身が書いたものと勘違いしてしまいました。
それくらい、桑田も、よく野球に関する本を何冊も出版しています。
東大野球部を指導したり、早稲田の大学院でスポーツ科学で首席で卒業ですからね。修士論文は最優秀論文賞を受賞。

そんな彼が推薦・宣伝する本と著者とは?

それは、元祖甲子園アイドルです。

さて、誰でしょう?
アイドルという言い方は生ぬるいですね。
だって、早稲田実の清宮をはじめ、ドカベンこと香川伸行や牛島や、清原あたりまでがアイドルになってしまいます。松坂大輔もアイドルです。

アイドルより、もっとアイドルらしいレベル。
「甲子園2枚目列伝」
です。

鹿児島実業の定岡投手、
東邦のバンビ坂本、
横浜の愛甲猛、
早実の荒木大輔、
同じく早実のハンカチ王子、
上宮の元木大介

要するに女子に特化して、キャーキャー騒がれるレベル。

その中で最大の、キングオブアイドルは、
青森県三沢の太田幸司投手。
30代のかたはあまり馴染みがないかもですね。

私もリアルタイムで見たことないのですが、
その存在は伝説化しているのです。
青森代表が決勝進出ですからね。
しかも普通の公立学校。
球史に残る松山商との決勝戦は、4時間経っても決着がつかず、再試合に。
結局、松山商が勝ってしまいます。

つまり、甲子園史上最大の悲劇のヒーローになったんですね。

まるでマンガのような空前絶後の正統派。

ロシア人のハーフです。ハンサムですね。
とにかく、尋常でない騒がれ方をして、そのままプロに。
プロ選手としては、大成しなかったです。

ただ、この人は伝説のための人です。
伝説だけで存在意義がある稀有な選手でしょうね。

清宮人気についつい目が行き、太田幸司のことを忘れていました。

この本を立ち読みしたところ、本屋さん、ごめんなさい。過去の奇跡の逆転勝ちなど、そう言えばそんな試合があったわ〜、みたいな記事多数。

私などは、顔やキャラクター、学校よりも
試合内容が印象的なものの方に価値をおいてしまいますね。

7回まで完全試合だつたのに、たった2球で、逆転負けした悲劇のチームがあるんです。
これは現地で実際に見た試合なので覚えています。

だから、やめられないんですよね〜。

もう一度紹介します。
太田幸司著・「甲子園進化論」です。