こんばんは。

今日は、何の日でしょうか?

映画「関ヶ原」の封切りです。

司馬遼太郎原作、岡田准一主演。

関ヶ原の映画化は初めてですが、年末の〇〇時間ドラマになってます。
1980年前後だったでしょうか?

私は、オンエアーで見ていません。
大河ドラマ竹中直人の「秀吉」の最終回を見たあと、「関ヶ原」のビデオがあることを知り、鑑賞しました。
真田広之演じる石田三成と、西村雅彦演じる徳川家康の、花見の席で静かな火花を散らして、エンドマーク。
このキャストで、関ヶ原まで一気にやってもらいたかったですね。

ビデオ「関ヶ原」は司馬遼太郎原作で、原作も読みましたが、だいたい原作通りでした。

主役は、石田三成。
主演は、二枚目俳優の代表・加藤剛さん。
ほんとに惚れ惚れするくらい爽やかでいい男です。
対して家康は、故・森繁久弥さん。

陰険を絵に描いた本多正信は三國蓮太郎。
三成の腹心・島左近に故・三船敏郎。
世界のミフネです。

三成に想いを寄せる若い女性・初芽に松坂慶子。
淀君に三田佳子。
三成の盟友・大谷吉継に往年の俳優・
故高橋幸治。
主なキャストはこんな感じです。
あとは忘れました(笑)。

見どころは戦闘よりも人間ドラマという印象でした。

そう、天下分け目の関ヶ原は戦争ではなく、
選挙。
どちらが沢山、票を集めるか。

一大ページェント、野外劇なのです。

シナリオを書いたのは、石田三成ですが、
俳優としても出演したのが、マズかった。

周りがシラケるんですよ。

自分のシーンだけ、カッコよく描きすぎてない?
という声が聞こえてきます。
毛利輝元に、主演を振ったのに、他の俳優にダメ出しし過ぎて、島津がキレちゃった。

松本清張は、226事件の首謀者を、三成に例えていました。
惜しかった‥。あと一息。
プランは悪くなかった。

司馬遼太郎は、ドラマ主演の二人との鼎談で、
こんなエピソードを披露。
関ヶ原あと、大阪城がすごくだらしなくなったらしいです。
三成のことが大嫌いな、浅野幸長が、堕落した大阪城を見て嘆いたとか。
「三成が生きていればこんなことはなかった」と。

じゃあ、何で、東軍に就いたんですか

と、ツッコミたいところですが。まあまあ。

ドラマと映画の違いを見てみたいですね。