こんばんは。
松本清張ドラマ「黒革の手帳」、いよいよ来週です。来週の今日ですね。
ここのところ、歴史短編の話が続いております。
松本清張というと、「黒革の手帳」のような、
サスペンス色が強い作品が多い印象ありますね。
アリバイトリックを駆使した「点と線」が人気のきっかけですからね。
でも、意外や意外。
歴史ものに、良い作品多し、です。
清張さんは、相当の歴史ずきだと思います。
古代史発掘など、古代史に造詣が深いですし、森鴎外など評伝ものも、書いています。
テレビにならないだけ、といったところです。
私「稲葉の白兎」は、歴史に、詳しいですね、と言われることがたまにあります。
私からすると、単にNHKの大河ドラマを毎年見てただけなんですが‥‥
下手な授業より、映像化したドラマやドキュメントを見せるべきですよ、学校の先生は。
歴史って、タバコやお酒と一緒ですね。
中途半端な人が少ない。
飲む人は、よく飲む。飲まない人は全く飲まない。
歴史も、少し知ってる人は少なくて、よく知っているか、まったく知らないかのどちらかです(笑)。
二極化ですね。
話すとわかります。
では、どうしたら歴史人物を知ることができるか?
日本史の有名人・信長、秀吉、家康の特徴をとらえるといいです。
「鳴かぬなら、‥‥ホトトギス」
と3パターンあるじゃないですか?
それを、上司や友人に置き換えると、理解しやすいかと。
置き換え力ですね。
極端なこと言うと、
短気、変わり者→信長
お調子者、すばしこい→秀吉
我慢強い、慎重→家康
‥といった具合。ま、極端ですけどね。
あなたの家康のイメージはいかがですか?
天下人のアンカーとして、最も成功したイメージがありますよね。
先の2人の欠点を分析して、江戸時代を長期安定させましたからね。
しかし、
松本清張さんは、どんな成功者も容赦しません(笑)。
ヒーロー化しないということなんですけど。
ブログを続けて読んでくれてた方には、清張氏の歴史人物の見方が、視点が、一筋縄ではないとお気づきですよね?(笑)。
他の人が気がつかないことや人物に焦点を当てたり。
歴史短編「面貌」「山師」「特技」「武将不信」は、この稲葉の白兎が「家康の因業じじいシリーズ」と名付けました。(^_^*)
産まれた赤ん坊の顔が醜くて、冷たい処遇をする「面貌」。
鉄砲名人に対する冷ややかな視線と差別の「特技」。
これを読んだあなたの家康に対する印象は変わるでしょうか?
清張氏が敢えて、こんな話を書いた理由は、権力者の気まぐれは、恐ろしいということ。
これ、人ごとだと思っては、いけません。
あなたの周りにいますから。(笑)。
置き換え力です。