松本清張作品ナビゲーターの稲葉の白兎です。
徳川家康の周りには「本多姓」が多いですね。
全員区別がついたら、歴女・歴男ですよ〜♪
徳川家康家来について、簡単レクチャーします。
徳川四天王とは誰か？
もっと早く言ってよ〜（笑）
酒井忠次
本多忠勝
榊原康政
井伊直政
井伊直政は、今年の大河ドラマ「直虎」🐯
の息子です。
まだ小さくて寺田心くんが演じています。てか、いつまでやってるの？
もっと大きくなってもいいのに、俳優のアテがつかないんでしょうか？
赤備えの井伊直政と言われ、関ヶ原では派手で目立つ武将です。猛将。
いましたね、本多姓。
本多忠勝。四天王で唯一の本多姓を持つ人。
徳川家来ではわりと一般的に名前を知られてます。
真田丸にも登場。藤岡弘が演じてた、いかにも武断派、といった武将。真田幸村の兄の義父になる人。徳川版・福島正則か加藤清正といったところ。
通称「平八郎」と家康から言われることも。
例の陰険親子、本多正信らと血縁関係はありません。
さて、「鬼作左」です。
本多作左衛門。
四天王でも何でもなく、身分も高くありません。
武功もあるのかないのかハッキリしないし、戦場に出てたとしても、小牧長久手より前でしょう。
使者として使われることもないので、外交的には、よその大名に名前を知られてることもありません。
大河ドラマ「徳川家康」(滝田栄主演）
に出てきました。
家康が主人公ですからね。
このドラマで家康の家来で覚えてるのは、この本多作左衛門と石川数正だけです。
数正はトンデモないことを信長の死後やらかしましたしからね。
記憶がアヤフヤになればなるほど、鮮烈なことしか覚えてないものです。
とにかく、故長門裕之さんの作左衛門が強烈すぎて、家康の家来って、この人しかいないんじゃない？って感じです。
皆さんには、日本一短い手紙の方が有名ですね。
「一筆啓上。火の用心。お仙泣かすな馬肥やせ」
これを書いた人が本多作左衛門です。
何で、鬼？
それは鬼と言われるくらい短気で頑固で、家康にも平気でバンバン言うからです。
こわいジジイというのが、当時の印象。
とにかく、まっすぐな人。
だから奉行に向かないし、出世もしなかった。
「殿はいつから、そんな気弱になられました⁈」
と平気で怒鳴るんですよ。（笑）
極め付けは、秀吉の母親が人質として浜松に来たとき。なんと彼女の泊まる部屋の隣に薪を積んで、万が一に図られた場合、いつでも母親を焼き殺せるようにしていたという‥。
後に秀吉から、文句が来て、クビになったのか、
姿を消してしまいますが。
とにかく、ドラマの前半は、それはそれは作左の存在は光ってました。強烈としか言いようがない。
しかも、この滝田栄さん、爽やかすぎてまったく狸の要素がありませんでした。
家来や周りの人が、勝手なことばかりしている感じ。
奥さん、キツイ人でしたね。
今川家からもらった年上女房の築山殿です。
演者は池上季実子で、二年前に「おんな太閤記」の淀君を演じたばかり。その淀君を引きずっているかのような気の強い奥さんで‥あまり仲よさそうには見えなかったです。
息子の信康は、宅麻伸で、「おんな太閤記」で
石田三成を演じた人。
とにかくカッコいい。
親子の仲はよかった。豊富家でもコンビだったけど、徳川家に来てもコンビ。
この親子には残酷な運命が。
滝田栄さん自身も、おんな太閤記で、秀吉の盟友・前田利家を演じたばかり。
なんか「おんな太閤記」の敵味方が逆になって演じているドラマでしたね。ダブって出てる人は
他にも何人かいました。夏目雅子とか、東てる美とか。
夏目雅子はお市から、一転、淀君ですから、ほんと倒錯的ですらありました。
夏目さん以外、全員徳川家に移動（笑）。
すごいですよね、「おんな太閤記」と「徳川家康」の関係性。
そうそう、作左でした。
本多、といえば、佐渡守正信でも平八郎でもなく、私の中では鬼作左こと本多作左衛門です。
滝田栄の「さくざよ‥」という声が今だに響く。（笑）
辛口の家来です。
よく、手討ちにならなかったなあ〜。
信長から貰った鯉をワザと無断で殺して料理した逸話を持つ家来って、この人以外考えられません。
関ヶ原では、鳥居元忠という老年の家来が活躍しますが、やっぱり、家康は家来に恵まれていたのかなあ。