こんばんは。
松本清張作品ナビゲーター・稲葉の白兎です。

「遭難」に早くに出会ったことは、ラッキーでした。
「点と線」だけでは、難しい社会派ということで、読書が続いたかどうか‥。
本を読むのがメンド臭い、長編はムリとか、読書のハードルが高いかたは、是非「遭難」をお勧めします。
中学生でも読めます。
ただ、中学生や高校生だと「動機」が理解できないかもしれませんね。財産目当てとか復讐とかではないので。
理解できなかったですけど、そこを抜かしても、魅力は衰えないです。

起承転結が、構成がスッキリしているし、スリリングな展開があります。
「黒い画集」に収められた作品なので、探す時は黒い画集で探してください。

映画になっていたとは驚きでした。
やはり、この作品は傑作です。
映像化されるとしたら、テレビでは無理ですね。
ぜひ、これのリメイクをのぞみます。
知っている出演者は香川京子のみです。
それくらい古い映画です。
ラストが原作と違うらしいです。

山岳小説としても、犯罪小説としても、非常にわかりやすく、オリジナル性も高く、
とにかく、傑作。
ネタバレしたくてしょうがないです。

読まないとネタバレしますよ〜