巨匠・松本清張の一番の代表作って何でしょう?

人によって異なりますかね。

でもね〜、
やっぱりアレじゃないですかね(^ ^)

「○と◯」

清張氏を、ベストセラー作家として、世に出ることになったのは‥

「点と線」
じゃないかと思うのですよ。

清張ビギナーさん、点と線って何の事かわかりますか?

「時刻表」なんですよ。
時刻表‥それが何か?  というんですか?
前代未聞の時刻表トリック、アリバイトリックのコトなんです!!

私が清張さんを一目も二目も置くようになったきっかけ。
江戸川乱歩が大好きで、シャーロックホームズもアルセーヌ・ルパンのモーリス・ルブランも好きで、アガサ・クリスティーが好きで、エラリー・クイーンが好きで、横溝正史が好きだったのに、私は彼らを裏切り、
松本清張に走った‥

なんてね。それは大げさというか、正確ではないですけど、およそ探偵小説の敵?である社会派推理小説の頭目の清張を、私は「点と線」で知りました。

家になぜかあった分厚い大型時刻表。
別に旅行行くわけでもないのに、なぜかたまたま置いてあったのです。
我が家には読書という文化はない。
両親の読書シーンを見たことがない。
本のたぐいがないわけではないのですが、
いわゆる、物語などの小説本がない。あるのは、月刊誌、釣りの魚のほん、学研の百科事典12冊、弟が買ってた「少年チャンピオン」
ぐらい。
慢性的に本に飢えていた私は、活字がある限り、それを本と呼び、手に取ってました。
母の定期購読をしている月刊誌、父の釣り本、弟の漫画。これを取り込んでました。
当然、誰のかわからないけど時刻表。これも取り込みました。
時刻表は本じゃ〜!
時刻表。読んでました。(笑)

だから、かの「点と線」のトリックは、他人とは思えんのです。
いえ、トリックは思いつきませんよ。そんなコト考えたこともないです。もちろん。

ただ、時刻表の読み方がわかる、列車の名前がわかるのです。「白鳥」とかね。
なにしろ、時刻表は、本でしたから。

好きなページは駅弁でーす。