こんばんは。

ミステリ案内の稲葉の白兎です。

東野圭吾の『マスカレードナイト』は
間違いなく傑作だと思います。

欠点は多々あります。

伏線が皆無

性別の偽り

リアリティ

などなど。

それでもサスペンスは一級だし、
二転三転のどんでん返し

一流ホテルのサービス
ザ・ホテルマン
フロント業務

などが盛られ
こっちのほうがメインに近く

読者は『ふーん』と感心するしかない

元々映像化を意識して書かれた物らしく伏線とか推理チックなことは後回し。

そしてこの一冊の売上が45万部!

私はかなり褒めてるほうですが

大勢の人が推理小説として
欠点を指摘

そこなんですよ。

面白くないと買わないから
やはり面白いんです。

でもクオリティとなると
70点?

欠点は諸刃の剣。

某西村京太郎よりは
きちんとしてると思いますが。

某往年のアイドルで
歌もダンスも下手。
性格も立派とは言えないのに
一世を風靡。
長い間、トップを走り、愛された。

さらに、昔解散した某アイドルグループで、曲も歌唱も特に名作とは言えないのに続けざまにヒットを飛ばし
同時期の、歌やダンスが一級のアイドルグループより遥かに売上が上。

例えが無理くりかもしれないけど

要は大衆性だろうか?

本格推理小説より
サスペンス小説の方が
作りやすく、売れている場合が多い。

推理小説は、
トリックがよくてもヒットするとは
限らない。

一部のコアファンに愛される。

東野圭吾はどうでしょう。

クオリティと売上が正比例している
ではありませんか?

東野圭吾はブランドになっていますね。

大衆小説=粗製乱造
ではありませんでした。

昔から知ってる人ですが
あまりに作品数が多く
過去の作品は読んだそばから
忘れてしまいます。

仮面山荘の殺人というのもありました。

これも舞台で上演されました。

原作と同じ人物とセリフで感心しました。