15時50分。私は新幹線で、上野に向かった。上野に着いてから、常磐線ホームを目指して、長い道のりを歩いて行った。ところが、買った切符は、特急で、番線がまるっきり、違った。元来た長い道のりを戻り、ようやく辿り着くと、列車は、走り去るところであった。

最近、風邪を引いて、落ち込みがちな私は、新幹線内、消沈気味で、座ったまま、動く気力さえなかった。乗り継ぎ時間が15分しかないのに、新幹線内で、用を足してくれば良かったのに。上野駅に着いてから、寄ったばっかりに。ほんの数秒のところで逃げられてしまった。

次は17時30分。少々、時間がある為、改札に行き、乗り遅れたので、次の指定席に、変更してもらおうと思い、改札窓口で、その旨伝えると、「指定席は、取れませんが、その切符で、次も乗れますよ。」と言われた。

戻ると、清掃中だった列車に、次々と、乗り込む乗客の姿に、なんの疑いもなく乗って、発車を、今か今かと待っていた。

すると、「本庄行き」の車内アナウンス。しまった‼︎   改札窓口を行ったり来たりするうちに、乗り場を間違えたのだ。すまないのは、牛久駅で、延々と待ち続ける大森さん。すまない。本当にすまない。   

疲れていると(?)脳味噌の働きまで低下する。牛久駅到着時刻が、変わる度に、自分の間抜けさと、申し訳なさに、更に落ち込みっ放しの私であります。

次は19時15分。今度、乗れなかったら、相当アホである。