【雑談】アメブロさんお久しぶりですアメブロさんお久しぶりですアメブロさんお久しぶりです | いつも心に佐野岳を

いつも心に佐野岳を

ネタ時々佐野岳



コジマさんは毎日来てくれる

嬉しい

と同時に不安になる

コジマさんは私をどう思っているのか

本当は騙してるんじゃないか

聞きたいけどなかなか聞けない


ある日コジマさんが来てくれた時に

勇気を出して聞いてみた

ああこんなに勇気を出したのは

黒崎に告白したあの日以来だ・・・


「こんにちはミオクさん(^_^)」

・・・相変わらず愛くるしい笑顔やな

こんな屈託のない笑顔を向けてくれる人に対して

私はなんて質問を・・・

でもコジマさんの目的を・・・

本当の気持ちを知りたい

「・・・コジマ君」

「何ですか?」

「あの・・・・今から言うこと・・・怒らないで聞いてくれる?」

「・・・怒りませんよ。って言いたいところですけど内容によります。僕は神様でも聖人君子でもありませんからね(^_^)」

勇気を出して聞いてみた

これでコジマさんに嫌われたらそれまでの運命だったんだ・・・

と自分に言い聞かせながら

「コジマ君って・・・ほら私より結構若いし」

「・・・何が言いたいんですか」

「私の事・・・もしかして騙してる?連れの子達と一緒に陰で私の事馬鹿にしてる?30近い女をからかったりとかしてるの?もしそうだったら正直に答えて欲しい」

・・・言っちゃった

コジマさんの顔を見る

コジマさんは私の顔を見ない

ただ私の向こう側にある白い壁の方を見ながら無表情で

「・・・ごめんなさい」とだけ残し

図書館を出て行ってしまった

・・・ごめんなさいって

やっぱり騙してたんだね

そうだよね

あんな若い子が私の事なんて

好きになるはずないんだよ

馬鹿みたい

コジマさんに会うたび

笑顔を見るたび

言葉を交わすたび

浮かれてた自分が


それを証明するかのように

次の日からコジマさんは来なくなった

嫌いになろうと努力していた

嫌いになれば来なくなっても平気になると思った

でも嫌いになれないんだよ

あんな事言ってしまっても

コジマさんにごめんなさいと言われても

心のどこかではコジマさんを待ってるんだよ

でも来なかった

もう終わりだな・・・

私の勝手な片思いだったけど



・・・さようならコジマさん

・・・さようなら

私がそう思いながら仕事をこなしていると

「こんにちはミオクさん(^_^)」

いつもの声

・・・懐かしいあの声

そりゃそうだ

あの言葉を発した日からもう2週間も経っているのだから

・・・来てくれた

と同時に

あの時の「ごめんなさい」は何だったのだろう?

もう本当によく分からない人だ

「・・・こんにちはコジマ君」

気まずそうに私が言うとコジマさんは笑顔で

「今日お昼空いてますか?」

「・・大丈夫だけど」

「じゃあ久しぶりに一緒にご飯食べませんか?ミオクさんに言おう言おうと思っていても言えなかった事があるのでこの機会に貴女に伝えておこうと思って」

何だろう?

「じゃあお昼になったらまた来ます(^_^)今から講義なんで、では」

言おう言おうと思ってた事って?

まさか

愛の告白?

・・・それともやっぱり騙してる?

それとあの「ごめんなさい」の意味は?

まぁまたお昼一緒に食べれるからいいじゃん

そう思いながらお昼が来るのを待った


309