ダニエル・ピンクの著書、「ハイコンセプト」にある「、6つの感性(センス)」というアイディアを先日ご紹介しました。
前回は「デザイン」の力についてでしたが・・・・
今回は2番目の感性、「物語」についてです。
インターネットのおかげで、一般人の日常にも情報とデータがあふれています。
つい、20年くらい前までは、情報はお金や権力のある、一部の人々に独占されていました。
だからこそ、「情報」に高値がついたのです。
しかし、今、情報やデータをもとに議論的な説得をしようとしたらどうでしょう。
必ず、誰かが議論の盲点を突いてくるのではなでしょうか?
実際、会議やプレゼンの準備の場面で、「盲点をつかれる」ことにものすごく予防線を張っている男性をたくさんみました。
「盲点をつかれること」=「負けること」
という図式が脳内にあふれ、恐怖していたのでしょう。
といっても、これは男性性の典型的な性質なので、自然な反応なのかもしれません。
データを重視し、感情の要素を排除するという性質・・・。
しかし、時代は変化しています。
今や、感情や体感を丁寧に扱うことが、「相手を納得させこと」に大きな力を持ち始めました。
ビジネスにおいてさえ、女性性を高める必要がでてきたようです。
では、あなたが感情を刺激される時はどんなシーンですか?
本を読んで泣いた・・・映画を見てほっこりした・・・・などなど・・・
それは「物語」に触れた時ではないでしょうか?
そういえば、最近の別荘やマンションの広告・・・。
たばこの広告・・・。
そういったものに、物語を意識したものが多くありますよね。
家の建て替えに家族の歴史物語を入れ込んでみたり、別荘に孫も呼べて楽しい毎日のナレーション・・・そんな広告が増えています。
私が以前このブログでご紹介した、「バイオグラフィワーク」も、この物語の効用を最大限に利用したものだと思います。
是非、皆さまも、どんどんご自身の物語力を高めてください。
私は、今年から絵本コンサートで、3D的な物語の世界をご提供します。
また、父のバイオグラフィーを、インタビューしながらまとめてみたいな・・・と思っています。
これはきっと父にも私にも、心の充実を促すでしょう。
それに、なにより、夫婦ハッピープロジェクトで、この物語の効用をたっぷり取り入れます。
夫婦の設計図を定期的に作成する際、議論じゃなくて、物語的に、感情を刺激しながらお話しながらできたら・・・
これはもう、夫婦の関係性に多いにプラスになります!!
物語・・・・・色々と楽しみです。