昨今頻繁に報道されている子供の虐待事件。
こうした報道を目にするとどのような気持ちになりますか?
 
きっと多くの人が猛烈にやるせない気持ちになるはず。
 
それは、か弱い子供を攻撃するなんて、あってはならん!という正義感からでしょうか?
よーく、よーくご自分の心を観察してみてください。

正義感というにはシャッキリしていない。どこかモヤモヤする感じではありませんか?
実は、「虐待」という事象は、社会の問題を凝縮したものである・・・と私達は無意識に気づいているのです。

では、その「社会の問題」」って何なのでしょう?
 
一言で言ってしまうなら「ハートを大切にしていない」ということです。

ハートを優先しない社会の価値観=人がモノとして扱われる(自分の本質が置いてけぼり・・・😢)
 
人の存在ではなく、お金や効率を最優先する価値観の中で生きていると、目には見えないけれど心は傷つき、元気を失っていきます。
いわゆる自己価値観が下がるので、外から何かを獲得することでなんとか自分を保とうとするのです。

例えば、お金、仕事、恋愛、お酒、食べ物・・・・。慈善や正義に走るのも、自己価値観を埋めるための行為になり得ます。
そして虐待をやめられない人たちも同じです。
 
自分の心が傷つき、ストレスで苦しくなると「何かしないと落ち着かない」。
心が傷ついていればいるほど、その「何か」のエネルギーは大きくなる。
虐待する人の心は傷ついている。
だから、虐待をストップするためには心の傷、ストレスに押しつぶされている加害者のケアをするしかありません。
 
 
※11月4日 日本経済新聞に「虐待する親の心」を特集した記事が掲載されました。
 
 

ここで問題となるのが、「加害者は罰するべきであり、ケアするなんてありえない!」という考えです。
 
私もこの点についてはよくよく考えました。
心の傷、ストレスで虐待をやめられない人に制裁を加えれば、その人は虐待しないようになる?
加害者に厳しく制裁を加える法律があれば、もう虐待は起きない?
答えはNOだったのです。
 
心の傷つき、ストレスのエネルギーは抑え込んでも、形を変えて顔を出すに違いありません。
負のエネルギーを簡単に無かったことにはできないのです。
 
視点を変えてみませんか?
俯瞰して・・・・・私達の社会が安心安全で、一人一人が温かい気持ちで生きるためにはどうあればよいか?
 
まずは、今の自分の「当たり前」を疑ってみてください。
そして、自分の頭で冷静に考えてみたらどうだろう?
このブログも含め、自分以外の人が言っていることを鵜呑みにしてはいけません。
 
「ファクトフルネス」という本がベストセラーになっています。
しっかりと深く事実を見ることが、自分にも、家族にも、社会にも、地球にも不可欠!
そんな時代になっています。
 
では、そのためにどうしたよいでしょう?
 
私は、ルクレという、心を調えるお稽古でそれを共有しています。
また、マリッジカウンセラーでもあります。
 
つい子供にどなってしまったり、世話が面倒になってしまう方。
家族への暴言がやめられない方。
優しくされている人を見るとスッキリしない方。
虐待の報道に触れるとモヤモヤする方。
なぜか飲みすぎ、食べすぎてしまう方。
 
そんな方々のサポートを重ね、安心安全で幸せを分かち合える社会をヴィジョンとしています。
 
すてべは自分を大事にすることから・・・の気持ちを込めて。
 
ルクレのLINEに登録いただくと、自分を大切にするための情報をご覧いただけます。