カート・ヴォネガットという人に今まで思いれはありませんでしたが、この 「国のない男」の文章にはなぜか引き込まれてしまいました。本作には章といえるものがなく、彼の思いつきが次々と書かれたまとまりのない文章の塊です。しかし、不思議とそういった「ヴォネガットの思考」を映画の予告編のように次々と見せられるうちに彼の「つぎはぎ」な言葉達が一つの大きなストーリーを成していくところにあります。
彼の文章をとても素敵に感じるのはジョークやおふざけの文章の中に現代の私たちを風刺するような鋭い本音が隠れているから。そして、なぜかそういった皮肉った文章から彼が真剣に私たちの幸せを祈ってくれていることを感じるからではないでしょうか
私はヴォネガットがこの本を通して私たちに伝えようとした事は、彼の叔父が夏の日にヴォネガットとおしゃべりをしてる時に、突然叫んだ言葉に込められているように思います。
『これが幸せでなきゃ、いったい何が幸せだっていうんだ』
彼の文章をとても素敵に感じるのはジョークやおふざけの文章の中に現代の私たちを風刺するような鋭い本音が隠れているから。そして、なぜかそういった皮肉った文章から彼が真剣に私たちの幸せを祈ってくれていることを感じるからではないでしょうか
私はヴォネガットがこの本を通して私たちに伝えようとした事は、彼の叔父が夏の日にヴォネガットとおしゃべりをしてる時に、突然叫んだ言葉に込められているように思います。
『これが幸せでなきゃ、いったい何が幸せだっていうんだ』