おはようございます。  

私には、友達はそんなに沢山いません。
沢山いればいいとも思いません。
でも、子供の頃から、人に会いたいと思ったことがあまりないというのは、ちょっとどうなんでしょうか。

テレビを見ていたら、アナウンサーの安住伸一郎も同じことを言っていました。
あんな素敵な人なのに、私と同じところがあるんだと、密かに親しみを感じていました。  

私には、小学校の2年生の時に出会った幼なじみがいます。8才の時だから、もう52年も付き合って?続いて?いることになる。
小学校ではソフトボールクラブ、中学ではバレーボールで県大会まで一緒に頑張った友です。

途中会わない時期もあったけれど、折に触れて「出てこない?」と声を掛けてくれていました。 

でも、断ってばかり。5回に1回も行ってない。断りを入れるのに疲れていました。
そんなことが何年も繰り返されていて、ある日私は、「もう、私のことは忘れて。」 と、恋人同士が言うような文面をメールに載せたのでした。

酷いことを言ったものです。
彼女のことが嫌いではないのです。
人の集まるところが苦手で、人と会って話すことに喜びを感じられない様なところがあるのです。そう、楽しい想像力が膨らまないのです。

速く美しく泳げるようになったらかっこいいだろうなぁ。 野菜を上手に育てて食卓に乗せられたら素敵だろうなぁ。とか、地道な努力で達成するようなことには凄く想像力が働くのに。楽しいのに。

私の世代の女性達の多くが、ストレス解消法は、友達とのおしゃべりというのに。
この点での劣等感は、かなり高いのです。

一人になってからは、仕事と家事と子育ての全てをやるのに必死。そう余裕のある暮らしでもなかったこともあり、とてもそんな気にはなれずにいました。

それでも彼女は、私を友達リストからは外していないようでした。
普通なら、とっくに放られていたでしょうに。

そんなこんなで60歳になり、定年になり、孫も産まれ。多少の余裕もできて、やっと今が一番幸せかなぁと感じられるようになって、 
初めて私から「会えますか?」 とメールをしたのです。全く自分勝手なことです。

返事はすぐに来ました。
「何処に、何時がいい?お店は任せるわ。」 と。

この、〈不変〉なこと!
全く感謝しかありませんね!
泣きそうです!

名古屋の金時計で待ち合わせ。
KITTEの地下で、昼飲み。
場所を変えて、西口で さらに昼飲み。

彼女は、「旅行に行こうよ!」 と誘ってくれました。 
「一泊2食で飲み放題のいいとこあるよ。」 
「・・・、・・・うん、行く。」

ということで、〈友と二人〉の旅行が決まりました。

私の劣等感が、多少でも変化するきっかけになるかと 期待もしてます。

あっ、今 彼女からメールが来ました。
「10時に迎えに行くからね。」 と。

孫も宝物ですが、
友も また宝物です。
頑張ります。