きょうは仕事だった。
エリア内の介護保険事業所総出で、
地域住人向けの個別介護相談会を開催した。
疲れた。
それなりのやりがいと面白さを感じていて、
仕事は嫌いじゃない。
だけど、疲れる。
エネルギーがない。
自分ひとりの頭で考え得ることは、
たかが知れている。
ほとんどの人が文盲だった昔、
僧侶は、読み書きができる知識人を兼ねていたという。
中国、日本、欧州など世界中の頭の良い人々が、
よってたかって、代々受け継ぎ、時代を超えて、
思索や実践を積み上げた成果が、
仏教やキリスト教にはあると思う。
それは自分も、知りたい。
ニーチェはキリスト教を否定したけれど、
彼の思想もまたひとり一代のものである限り、
その後の、続きを、
のちの世代の我々は自分で思索しなければならない。
自然科学もまた、ひとり一代にとどまらず、
知識が受け継がれ、
世界中の人がよってたかって、時代を超えて、
積み上げてきた。
ニーチェは自然科学も否定しているけれど、
私は、自然科学はひとつのよりどころとしている。
賢者たちが残してくれた、
思索と実践の結果を、参考にさせて頂き、
自分なりの価値観、世界観を完成したいと思う。
それがたとえ、
今の世間の価値観にそぐわないとしても。