2つ目のさみしいお別れは

長年お世話になった方が亡くなられたことです。

 

 
私が長年勤めている午前中のバイトの
先生のお父様です。
私から見たらおじいちゃん。
他人ではあるけど25年以上のお付き合いだし
毎日ではないけど よく顔を合わせるし
家族みたいなもんなのでいつもじーちゃん、じーちゃんと呼んでいました。
 

もう96歳でまさに大往生。

本人はまだまだ生きる気満々でした。

私も100まで生きるんじゃないかなって思ってました。

 

2年くらい前にも お医者さんにもう長くはないから

ご家族の方と最後の対面しておいた方がいいと

言われて

みんなが あぁもうダメなんだなって完全に死ぬムードだったのに

なぜか生き返って ここまで生きました。

ご家族も『なかなかしぶといな』と笑って言えるくらいの雰囲気でした。

その2年前は2~3週間ほどの入院だったのですがそれで

歩けなくなってしまってずっと寝たきりでした。

そこからは病院を転々。

 

 

じーちゃんは憎まれっ子で

先生やご家族はいつもゾンザイにあしらってて笑爆  笑

ご家族にも

スイちゃんだけしか(じーちゃんと)話してくれる子おらんのよ笑

ってよく言われてました。

それすらネタになるくらい ほんとじーちゃんは適当にあしらわれた。

みんな、じーちゃんに冷たくないですか?

って聞いたら

えーねん、えーねん

って笑

 

 

朝、職場に行ってじーちゃんにあったら

いつも 

『(仕事)よろしく頼む。』って言われるんですよね。

その言い方がなんというか侍みたいに言うんです。

あんまり感情表現が上手じゃない、

不器用な人なのかもしれないなぁなんて思ったりしてました。

 

電車が遅延して仕事に遅刻して行ったとき

じーちゃんに 

『何してるんや!早く仕事しなさい』って怒られたこともてへぺろ

みんないい思い出です。

 

 

 

葬儀にも出たかったけれど

先生に、家族だけでするからスイちゃんはいいよ って言われて

もう最後にお別れできないのかな…と思ったんですけど

葬儀場は職場の隣の駅なので 

葬儀の前日に先生にお願いして お線香だけあげに行くことができました。

綺麗なお顔していました。

 

よろしく頼む。

またじーちゃんがそう言ってるような気がしました。

はい、わかりました、よろしく頼まれましたっ爆  笑

最後にお別れすることができてよかったです。

 

心からおじいちゃんのご冥福をお祈りします。

長い間ありがとうございました。

 

 

そして残されたおばーちゃん。

まだまだ長生きしてほしいです。