数日前に祖母に会いに老人ホームにいく。
祖母のいる老人ホームの設備の素晴らしさには本当に驚嘆するばかりだ。
どの部屋にいってもとにかく広いし開放的で清潔感がある。
そして色んな娯楽施設があって気が滅入る事がないようにしてある。窓の外には緑が沢山あり、四季折々が楽しめる。私は祖母が老人ホームに入るまで、老人ホームを暗いイメージでしか考えてなかった。
他の老人ホームに行った事がないので比較は出来ないが、母の友人がここが一番いいのでここにいつか入りたいと言っていたぐらいなので、多分良い老人ホームなんだろうと思う。でも百人待ちというから随分待たないといけないらしい。
祖母に会って数分で祖母から「あんた誰ね?」と聞かれた。
もう祖母は年をとって可愛がっていた私の事まで分からなくなったのかと涙していたら、
「あっ見えんやったごめんごめん」と言われたのでずっこけた(笑)
祖母は今年で102歳になる。祖母のいる老人ホームで一番年上だという。
耳も遠くなったし、目もほとんど見えなくなった。
記憶も曖昧になり、過去と現在の区別がつかなくなったりもする。
それでも調子のいい時は話ができるし、自分一人で立つ事もできる。
私は祖母の元を訪れる度に思う。
耳も遠くなったし目もほとんど見えなくなった人だけれど、この人はいい人生を歩んだのだろうと。
なぜなら祖母のベッドの周囲には沢山の子供の写真がはってあり、祖母の好きなおまんじゅうが常に置いてあるからだ。ほぼ毎日のように誰かが祖母の元を訪れ、自分達の近況を報告する。
この人は孤独ではない。人間人生の終盤になるとその人がどんな人生を歩んだか分かるというけれど、本当にその通りだと思う。沢山の人を愛して世話をした祖母は、今沢山の人に感謝されている。私も祖母に可愛がってもらった一人なので、祖母にとても感謝している。そして102歳になった今でも祖母は私の事を心配してくれている。
祖母「翠花・・・・まだ子供だと思っていたのに・・・そんな年になってたなんて・・・売れ残ってから・・。」
翠花「そうそう・・今なら半額で大バーゲンセールよ・・って失敬な(爆笑)」
祖母にとって私はいつまでも子供らしい・・。まあ私は未だに精神年齢は子供だけどね(笑)
明日はもっと素敵な私になる