私の実母(91才)と叔母(87才)の姉妹は、一緒に暮らしている。
私は、ずうっと母には老人ホームに入ってほしかったのだが、母に言わせると
「三度三度の食事が同じ時間で出てくる、監獄のようなところには入りたくない」。
全盲で、アップデートされた情報が入ってこず、旧い老人ホームのイメージを抱えたままだ。
叔母も老人ホームに否定的だし、
「目が見えない姉を支えるけなげな妹」
「困難に負けない明るく元気な私(ときどきドジっ子)」
という朝ドラヒロインのようなセルフイメージを持ってる87才の女の古(こ)なので、
私は母に老人ホームに入ってほしかったけど、無理だった。
しかし、なんだかんだ、ずーーーっと二人は元気なので、
私の安心のために、簡単に老人ホームに入らずによかったのかもしれない。
私も月に数回行って家事を手伝っているし、
叔母の息子夫婦(従弟)が泊まりにくるときは、掃除して布団の用意をしている。
先週は、遠くから別の親せき4人が泊まりにきたので、いつもより準備が大変だった。
弟や従弟も休みをとって、観光に付き合った。
このように、自分の家庭を持ちながら、仕事をしながら、
状況に応じてできることをしている。
でも、時々むなしくなる。
いくらやっても足りない、まだまだダメだ、
という気持ちになる。
叔母に心ない言葉や態度を投げかけられ、削られる。
そんなとき、「筋トレは最高のソリューションである」の著者、テストステロンさんのツイートに救われた。
やってもやっても終わりがない、じゃダメなんだよな。
家族でも、人間関係は、自分にとっての「利」がないと。
ある程度、ウィンウィンになるようにしないと。
母が亡くなった後は、私は実家に戻って叔母と住もうと思っていた。
数年後には子どもも手がかからなくなるし、
実家から仕事に通いながら、叔母を看取ろうと思っていた。
叔母が母と住んでくれたおかげで、母は元気で90才まで仕事(鍼・あんま)を続けられたし、恩返しのつもりだった。
でも、やーめた!
私ももう若くないし、やってもやっても削られる気持ちになる叔母と一緒に住んだら、私は心身ともにおかしくなってしまう。
人間関係は利害関係。
自分ばかりが与える関係は破綻する。
誰かが住まなければならないのなら、実の子の従弟が住めばいいよ。
数年後は定年してるし、子どももいないんだから。
テストステロンさんのツイートを見て、そんなふうに思った。
でもさ、心の中で優しいことを考えてた私の気持ちが叔母の意地悪な態度でコロっと変わっちゃったんだから、やっぱり人に優しく礼儀正しく接することって大切だよね。
自分のしたことは、知らず知らず、いろんな方法で、自分自身に返ってくるのだ(自業自得)。
今日の投稿は、ブラックすいかでした。
不愉快になった方がいたら、すみませんでした。