最近読み終わった本!
フランスの歴史や日本との交流など、知らなかったことがたくさんあり、ためになりました。
中でも、ルイ十六世について記された部分が印象に残りました。
とりあえず、(ルイ十六世の)あなたのイメージはこんなものでしょう。
チビ、デブ、ブサメン、不能。
手術を受け可能になった後も粗チ〇。
大ウソ①チビ
↓
身長192cm
大ウソ②デブ
↓
筋肉質
*肖像画をみても、デブではない。
大ウソ③
↓↓↓
そんな手術はしていない!
ルイ十六世とマリーアントワネットが結婚したのは、二人が14才のとき。
二人の初夜は、多くの貴族がベッドを囲んで見守っていたそうです(悪趣味!)
政略結婚の若い夫婦はぎこちなくて当たり前なのに、周りが騒ぎすぎました。
国王24才、王妃23才のときに第一子を授かりますが、年齢的に遅くありません。
ルイ十六世は、この時代のヨーロッパ貴族には珍しく、近代的一夫一婦制の価値観をもっていました。
マリーアントワネットとの間に2男2女をもうけます。
少年期、真面目に文武両道に励む夫と、浮気やギャンブルに興じて遊び呆ける幼い妻のどちらが問題だったのか。
ルイ十六世の最大の功績はアメリカ独立戦争の勝利です。
王政財政を緊縮し、庶民への増税なしに海軍を増強し、それまでイギリスにこてんぱんにやられていたフランスに自信を取り戻しました。
ルイ十六世は革命がはじまってからも庶民から愛されていましたが「ヴァレンヌの逃亡」が大々的に報じられ、裁判にかけられます。ルイ十六世は国境付近に一時的に避難しようとしただけだったそうです。
狂気の革命は「王政は犯罪なのであります。国王は自然に反するのであります。ただ殺すべきなのです。」と真っ当な審議もせず、心優しき名君をギロチン台に送ります。
ルイ十六世の最後の演説
「私は罪を犯したとなじられる。だが、私に罪はなく、ゆえに私は恐れることなく死に赴く。私を殺す者たちを私は許そう。そして神よ。彼らがこの先流すであろう血が、どうかフランス全土を覆いつくしませぬように。」
国王を処刑するという非道を行った言い訳に、あることないこと噂が広められたのです。
真面目で優しくて、人の悪口を言わない人が貶められるのは悔しいです。
もっとルイ十六世の功績を知りたい。
次はこの本を読んでみます!