問題: レストランの右と左に7つずつテーブルがあります。 合計14テーブルです。
     全てのテーブルにお客さんが座っています。
     このレストランのウエイトレスは合計3人です。 
     右側のテーブル3つに座っているお客さんが何か早くオーダーしたいそうです。
     3人のウエイトレスはそれぞれその3つのテーブルにオーダーを取りに行きます。
     さて、左の7つのテーブルに目を利かせているウエイトレスは何人いるでしょうか?

答え: 0人

この問題が解けなかった人が実はいるんです。 
私の仕事場で働いている C という人。  左側のテーブルのところに一人もウエイトレスがいなかったことが頭に来たそうで、お客の前で今日大声を出して切れました。 大胆ですね。 お客さんもびっくりですよホントに。 レストランではなく、もう劇場と化しています。

普通レストランでは、どのウエイトレスがどの範囲のテーブルに責任を持つのか決めるのが常で、そういう場合はこんなシチュエーションが避けられるのは明らかですが、私の働いているところではそんなこと決められていないので、どのウエイトレスでもお客が呼べばいろんなテーブルに行くわけです。

今日ギリシャの政派、パショクの代表、MR. パパンドレウ さんがお食事に来店。 彼の奥さんが店に入って直後オーダーしたかったようで、手を上げてサービスを待っていました。
都合悪く、ウエイトレスは皆他のお客さんの接待をしていてすぐには駆けつけられない状態でした。

C は 一回、「サービス!! 」 と店中に大声で叫ぶ。 無謀ですね。 他の客の接待を一時中止してあなたの元に駆けつけろというのでしょうか? 
その直後、一人のウエイターに分かってるからそんなに大声で叫ぶなと言われる。
。。。。と他のお客さんからオーダーを取って、キャッシャーのあるテーブルでそれを紙に書いてキャッシャーの人に渡していた私をつかまえてこう言いました。

C: 「お前はなにをそこで突っ立っている。 一体何をしてるんだ。 仕事せんかはよ行け!!!」
私: 「。。。」 (その怒鳴り声と口調に圧倒される) 「仕事してるんだけど。」
C: 「一回ぐらい ごめん、言えよ!!! そこに突っ立ってるだけだろ!!」
私: (。。。っていうか、今のこの一瞬私は両足で立っていますが、突っ立ってボーっとしている訳ではない。。。 お前の叫んだのは聞こえたし、それを無視しているわけではない。 今私がしている仕事は数秒で終わること、それを終えてからお前の助言したようにサービスを欲しているテーブルへ行っても遅くはない。。)

しかし、C はその数秒、多めに見ても3秒で終了する仕事を私にはさせるつもりはないし、とにかく私に怒鳴ることしか眼中にない様子。 

カチーン

恐縮ですが、私も切れました。
C は前からよく人に対して切れる人だなとはわかっていましたし、それなりに私も彼と上手くやろうと、仕事に来てはずっと一日中ブツブツ前のシフトの人の文句ばっかりつぶやいている彼に明るく話しかけたりしてきましたが、私に当たる風は台風より強かった。
何でしょう。。。 分析結果、C にとって仕事とは自分の神経をどれだけ切れさせられるかなのであって、どれだけ仕事を上手くやるかなのではないということです。

仕事終わり、一言言わずにはいられませんでした。
C は怒鳴る必要は全くないし、一生懸命仕事をしているウエイトレス(今日は私)に侮辱するような言葉遣いはやめて欲しい。 正直言ってかなりの攻撃性を感じると言った。 私達は動物ではないのだからそんなに怒鳴る必要はないとも言った。
C はそこで私に言う。 俺は人間じゃない、 俺は動物だ。 私は内心、なんて正直者だろうと感じたが、このレストランでは人間が働いているのだからあなたが動物でも他の人は人間として扱うべきだと言った。 

動物は、一方のテーブル群にウエイトレスが一人もいなかったことが頭に来たというが、そういうシステムでこのレストランは動いているのだからしょうがない。 私も何度か振り分けシステムにしたほうがいいと言って来たのはこういうケースが避けられるからだ。 ウエイトレスが皆片方のフロアで接待をしていて、もう片方は誰もいないケースは実は日常茶飯事。 今日だけのことではない。 知っているくせに、怒鳴らないと神経が収まらない。
一体どうしたもんだろう。

しかし、言葉遣い、態度、他人に対しての基本的な礼儀、自分のイライラを抑えること。 彼にはこれらの能力が全く微塵もないのは明らか。
それらさえ備えられれば、C はもっと周りと上手くやれるのにと感じる。 

それと
1. 他人がどんな大事な仕事をしているのか知りもしないくせに、自分が他人の為に見つけた仕事こそが最優先にされなければならない。
2. 一人のウエイトレスが犯したミスを、近くにいた第三者が犯した物の如く、第三者に怒鳴りつけないと気がすまない。

これらの事実もやめたほうがいい。

今日を期して C が成長をしない限り、仕事とは関連のない会話をボイコットします。
仕事場で働いている C と仲の良いばあさんでさえ、人に怒鳴り散らすことで仕事のストレスを発散している C は仕事を辞めるべきだと言う。
オーナーはもう彼の性格は承知済みで、再々注意しているそうなので改善することを願います。