霊感のお話です。

 

私の場合、霊感と呼べるのかどうかは不明

 

だけど、高校生の時ぐらいまでは予知夢的

 

なものを時々見てました。

 

もともと予知夢的なものを見る方ではなくて

 

それは祖父のお葬式がきっかけなんです。

 

祖父の集落では喪主が火葬のスイッチを

 

押し、焼けたかどうかは夜中に男性が

 

確認をする習わしでした。女性と子供は

 

確認をしてはいけないのだそうです。

 

その習わしをしらない父と興味本位の私は

 

浜辺に建てられている火葬場へ確認に

 

行きました。夜なので、海はブラックホール

 

の様に吸い込まれるぐらいの漆黒。

 

そこでライトを当てて、ちゃんと骨になって

 

いるかどうか確認するんだけど、父は

 

私の顔をジャンパーで隠し

 

「はい!確認終わりー!」と言って

 

そそくさと帰ったのですが、ジャンパーで

 

顔を隠す前にチラッと骨が見えてしまって

 

いました。

 

それから祖父が焼かれたバーナー音が

 

耳についてしまって、バーナーの音が

 

怖いと思う日が続きましたが、その怖さも

 

薄れた頃、夢に祖父が出てきてくれました。

 

と、知り合いが夢に出る分にはいいんです。

 

線路の整備員達3人が作業されていて、

 

私はシャボン玉のような球体ガラスの中

 

にいる状態で夢は始まります。

 

しばらくすると、先向こうから電車が整備員

 

の方へ向かって来るのが見えたので

 

必死になって「逃げて!」と叫び、ガラスを

 

叩いたのですが、全く作業員達に聞こえて

 

いません。もうだめだと目を伏せた時に

 

目が覚めました。夢か…と何とも体が

 

怠くなる感覚が消えない状態で聞こえてくる

 

ニュースに目をやると

 

「昨日、JRの整備士3名が列車にはねられ

 

死亡しました。」

 

と…。その後、電車が来た事には気が

 

付かなかったような趣旨の事を言っていた

 

ような気がするけど、耳にあまり入ってこず、

 

あの夢は本当にあった出来事だったんだ…

 

とゾッとした事がありました。

 

ちょっと前だと、祖母が亡くなり、四十九日

 

頃だったと思うのですが丑三つ時に

 

肩を2回ポンポンと叩かれて起きました。

 

仲はあまりいいとは言えない関係だったけど

 

最後のサヨナラを言う挨拶だったのでは

 

ないかな?と思います。

 

完