ブルーインパルスの歴史と紹介のドキュメンタリー映画。
宮城県の松島基地所属の隊が、福岡県の芦屋基地に仮住まいする約2年間が主に描かれています。
2011年3月11日12時40分すぎ、ブルーインパルスは博多駅上空で飛行した後は芦屋基地へ。
翌日の九州新幹線全線開業へのイベントに華を添える予定でした。
ところが、その後の大震災で思わぬ事態に。
機材を芦屋に残したまま、パイロットを含めた隊員は松島へと戻って救難活動に従事。
そして、5月末に芦屋でブルーインパルスの訓練再開となりますが、以前のような曲芸飛行ができるようになるまで約1年かかったと。
三ヶ月近くの中断により、基礎訓練からやり直したそうです。
また、ブルーインパルスは3年で卒業し、その後は後輩の指導に。
映画には松島基地に津波が押し寄せる光景もありました。
二年経って家族や仲間の待つ松島へと帰りますが、基地も含めて周りはまだまだ復興中。
ブルーインパルスだけでなく、それに関わる人達や期待もよくわかる映画でした。
空中からみた曲芸なども迫力ありました。
芦屋や築城など、地元の風景もあちこちに。
あの日は博多駅上空の展示飛行が最後かも、と聞いていたのが、また見られて嬉しかったのを思い出しました。