『宇宙戦艦ヤマト2199・第六章』を初日に観てきました。
満席で前回よりも若い世代の比率が増えているようです。
20歳前後のカップルやグループ、10歳ぐらいの子が親に連れられての鑑賞というような。

TV放送されて、宇宙戦艦ヤマト2199を知ったかたも少なくはないように思い受けます。


第六章は素晴らしくて早く続きがみたいなあと思う反面、
次の第七章で終わるかと思うと寂しいなあ。・゚・(ノД`)

 

ともかく、宇宙戦艦ヤマト2199は大スクリーンでみるものだとの実感。


以下はネタばれしながらの感想となりますので、ご注意ください。

感想というよりか、愚痴みたいなものです。
書きなぐりなので、乱筆乱文です。

 


 

 

 

 

 

 

 

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

七色星団での闘いが海戦みたいな描写で迫力ありました。

月夜に霧深い海を航行するヤマト。
夕陽に染まる凪の海をいくドメル艦隊。
雲間のなかのドッグファイト。

七色星団はタランチュラ星雲であるそうですが、海峡としての描写は素晴らしいもの。
そこを通過するのは難所であることが一目で視認できます。

宇宙という舞台を、我々が馴染みのある”海”として描写することにより、
現実味を増すだけでなくて親近感をも醸し出しているかと。

そこで行われる戦闘シーンの描写も実際に体験しているようなものでした。
宇宙なのに着弾であがる”水柱”に、艦の航跡の”水紋”とか。




人物描写には苦笑い。
古代が「雪っーーー!」と叫んで身もだえるシーンには、やっときたかと何故か安堵。
感情爆発、とうとう”好き”と自覚したねえ。

パフェを囲んでの女子会には劇場も爆笑。
2199を劇場でみていてのすすり泣きはよく目にしますが、どっと笑うのは初体験で新鮮でした。
育ちや思想の全く違う者たちが飲食をともにすることで、深い溝をこえて親密になる。
その直前での不満をグチるクルーとの隔絶感とも比較して際だつので、
かなり印象にのこるやりとりでした。

 

ガミラス側での事情と人間模様に、収容所惑星で起こる騒動とか、
未知の世界をいく大航海時代をおもわせる壮大な世界観にも心打たれます。

大好きな宇宙戦艦ヤマトIIIでもこういうのあったなあ。

共感や好感をもてるシーンがあちこちにありました。




ただ、ガミラスの描写に割いた分だけヤマト乗組員についての描写がおろそかのようにも感じます。
荒れているクルーを見守るだけ、目的地をただ目指すだけ。

太陽系すら容易にでることができなかった地球人が、死を賭してまで遙か彼方の大マゼラン銀河へと向かう。
それはただ地球を、愛する家族や仲間を助けたい一心じゃないの。
地球の悲惨な描写や、それに対しての想いが欠けていませんか?
また、はじめて知る異世界への衝撃や反感などはヤマトクルーには然程なかったのでしょうか?

オリジナルというか原作にあたる旧作で、故郷と家族の惨状を目の当たりにして通信員がノイローゼに。

復活篇の好きなシーンで、クルーが空をみあげて寂しく一言。
「これからは、あれを地球と呼ぶのね」

なぜこんな辛い航海を健気にやり遂げようとするかの動機を何度も思い起こしながら、
迷いや困難を乗り越えていく過程、その葛藤が忘れられているように感じました。

死に際に本音をいうだけでは弱すぎる。
そこだけしかないのかと。

荒涼とした星をみて、地球をあんな姿にした誰なのかと思って欲しかった。

宇宙戦艦ヤマトが女性にも多くのファンがいるのは、人間ドラマの骨太な素晴らしさに惹かれてのこと。
原作者である西崎さんの偉大さを痛感してしまいました。

ミリタリーやメカニックについての描写だけなら、ブームになるほどの人気がでなかったでしょう。




長年のヤマトファンならストーリーだけでなく、その背景をよく知っています。
だけど、初見や久しぶりにみる者には、どうしてヤマトがこんな航海をしているかもよくわかってないかと。
RPGみたいに邪魔な敵を倒して宝を奪い取るだけの物語と誤解されな
いかと思っています。

TV放送では長期に小出しで進むので、過去の経緯や動機を
反芻しながらのほうが世界観がわかりやすくて受けいれやすいと
感じるのですが。


2199はファンが製作していますが、その観客すべてがファンとは限りません。
作品の土台となる基礎概念についての表現は、地球にいる現代人からの視点には立ってないようです。


メインタイトルが『宇宙戦艦ヤマト2199』、ヤマトクルーの大航海を描くものとして今まで観ていました。
だけど、ガミラスの歴史というか領域に一隻の艦が乱入してきたストーリーなんですね。


幕末時代に欧米へいった志士が後の世の日本をかえていく。
そんなストーリーかなと、思っていたもので。

ただ、異星間戦争に巻き込まれただけ。


点描というかアイディアを盛りすぎて、話の核心が埋もれてしまった感じもします。


そんなわだかまりを感じた第六章でしたが、第七章に期待する自分がいるのも確か。
第六章の終わりに現れたのが、連発や次元断層を我がものにしていそうな予感して心躍ってるんですよ。

 

 


一番気になるのは、イスカンダルでの別れのシーンがどうなるか何ですけどね。
あの駆け下りていくシーンが心にのこって見始めたんですよねえ。
青い空に蒼い海の眩しさと甘酸っぱさ。

この想いがなければ、
いまだヤマトなんかにはまってないよ(〃 ̄ω ̄〃ゞ