ホラー映画「こどもつかい」 | カボチャ叔母さんのひとり言

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「こどもつかい」は、予告を見たときから白目の子供達がインパクトあって面白そうだと思ってました。
いつもはレンタルは旧作になってから借りるんですが、準新作だったのに借りて見てみました(^^;)

 

 


あるアパートの1室で、母親が幼い娘を虐待していた。
イライラしている母親は、泣いて謝る娘を無理やりベランダに追い出して窓とカーテンを閉めてしまい、しばらくしてからベランダの様子を見に行くが、そのとき娘の姿はなくベランダから消えていた。
慌てて下も見下ろしてみるが落ちた様子もなく、パニックになった母親はアパートの他の住民達に「娘がいなくなった」と言って皆で探すことになるが、母親の部屋へ戻ってみると娘はベランダに座り込んでいた。
なんだ、ちゃんといるじゃないかと部屋を去って行く住民達だが、確かにさっきはいなかったし、どこに隠れていたのか母親が問い詰めると、娘は母親に何かを手渡す。
するとそれを受け取った直後、部屋に黒ずくめの恰好をした謎の男が現れ、その男が笛を吹くと今度は見知らぬ子供達が部屋のあちこちから次々と現れた。
その3日後、その母親は死亡した。
記者の駿也は、母親の隣の部屋に住んでいる、遺体の第一発見者である女子中学生から、そのときの様子を聞いていた。
学校から帰ると「娘がいなくなった」と母親が騒いでいたが娘はすぐ見つかった、でもその日以来、娘を虐待していた母親は、逆に娘に怯えるような様子になっていたと話し、それを聞いた女子中学生の友達は「トミーの呪い」ではないかと言い出す。
トミーが子供を連れ去ってしまい、いつの間にか子供は戻って来るが、その子を見つけた人はトミーの呪いでおかしくなって3日後に死んでしまうという。
都市伝説だが、この事件と似ていることから女子中学生は怯え、そのときその娘が口ずさんでいた歌が耳から離れないと話す。
駿也は本気にしていなかったが、知り合いが店長をしている店に立ち寄った際、小さな女の子が歌を口ずさんでいるのを聞く。
それが気になった為、駿也はボイスレコーダーにその子の歌声をこっそり録音して持ち帰り、何の歌か歌詞を聞き取ろうとする。
一方、駿也と同棲している保育士の尚美は、その保育園に通っている蓮という男の子の迎えが夜になっても来ないので困っていた。
蓮は母親に虐待されていると思われ、家を訪ねても誰も応答しないので、尚美は蓮にお守りを渡して「ママが帰って来るまで先生がママになってあげようか?」と約束して励ます。
その日は尚美の家に連れて帰って駿也と3人で一緒に過ごすが、次の日、保育園に行った尚美と蓮は黒ずくめの恰好をした謎の男を見かけ、更に蓮の母親が首を吊って死んでいるのが見つかったと知らされる。
蓮は施設の人に引き取られることになり、嫌がる蓮は尚美がママになると約束したと言い切るが、尚美は「ママにはなれない!」と蓮を咄嗟に突き放してしまう…。

 

 

 


白目の子供達が印象的ですvv
リビングデッドドールみたいでホラーチックで、この子達目当てでこの映画見ました!!(^^)

 

 

視点が変わるのであらすじが書きにくいですが、記者の駿也と、その恋人で同棲相手の保育士をしている尚美、その保育園に通っている蓮という男の子がメインです。

 

 

蓮は1人で保育園に来ていて、腕には火傷の痕があり、それを見つけた尚美の過剰な反応の様子から、もしかして尚美も子供の頃に…?と予想が出来ます。
回想シーンで結構序盤から尚美の過去が明かされてます。

 

 

駿也は女子中学生から事件の話を聞いた後、偶然、近藤という男友達に再会し、彼が店長をしている店で色々と自分達の近況を話すんですが、その時の会話で尚美のお腹に子供がいることが分かります。

 

 

その後、駿也と近藤は店の前に佇んでいる幼い女の子を見かけますが、その子を見た途端、何故か近藤は慌ててその子から逃げるように立ち去って行き、明らかにコイツ怪しいと思わせるシーンです。

 

 

で、話の中盤くらいで、怪しかった近藤がその子にした行為が判明し、悪質な趣味を持つ奴だと分かります(-_-;)

その報復として店と自宅で子供達に襲われまくってフルボッコにされます。

 

 

というか登場する大人達、ヤバイ人が多すぎな感じで…虐待とかモンペとか…子供を性的に見てたりとか…まぁ、映画のキャッチコピー自体が「悪いオトナに『死』を届ける簡単なおつかい」ですしね。

 

 

蓮の母親と近藤が死んだことで、子供に何らかの理由で恨まれた大人が3日後に死ぬ、その謎を駿也は追うことになります。

 


また駿也がボイスレコーダーに入れておいた歌を聞いていると、尚美もその歌を知っていることが分かり、何故知っているかは分からないけど尚美も蓮との約束を守れなかったことで「トミーの呪い」を掛けられている、3日間の間に呪いをなんとかしなければ…と、駿也と一緒に真相を調べることにします。

 

 

子供達が口ずさんでいる歌すが、呟くように歌っているので歌詞を聞き取ろうとしてもよく分からなくて、後になってそれが空耳の歌詞で、実際は英語の歌だったことが分かります。

 

 

「Boys and girls Boys and girls Step right up Step right up Come closer Come closer Oinai Oinai Kaminogo Circus Oinaiyo Kaminogo Circus Oinaiyo Amazing Tommys show time now」

 

 

ちなみに、子供が歌っていた空耳ヴァージョンの歌詞はこう↓です。

 


「ぼぉあんがー ぼぉあんがー ステプライ ステプライ カンクローさん カンクローさん おいない おいない かみのごサーカス おいないよ あめじん とみーのしょうたいは」

 

 

虐待のシーンが結構あるので、子供には見せたくないですね(>_<)
いや、ホラー映画って時点で子供向けではないですが…。

 


そんなシーンが多いだけに、尚美が蓮を放って置けずに家に泊まらせたとき、駿也と3人で川の字になって寝るシーンとか微笑ましいです…。

 

 

予告を見て、面白そうと思って見てみましたが、怖いシーンとかは私的にはなかったです(^^;)
人形が出て来たりするのは好きですが、擬人化せずにドールとして『チャイルド・プレイ』みたいに襲って来る…とかの方が怖くならないかな?とか思ってました。

 

 

前に見た洋画の「死霊館」とかは人形より霊が怖かったですが、この映画の場合…霊じゃなくて人形が擬人化したって設定ですが、怖さとかはなかったので…。

 


虐待をされている子供の味方で、見た目は人間の大人でも、子供っぽいところとかが逆に魅力なのかもですが。

 


色々考えましたが、もしこれが女性の姿だったら、もっとホラーチックで怖かったかもしれないですね。
ゴシックな人形と、それが擬人化した女性、とか怖そうだな、とか思ったりしましたvv

 


―― 悪いオトナに死を届ける簡単なおつかい ――