デジャブ? また救急外来に! でお話をしましたが、今回は左ではなく右の上腹部が痛み始め、吐き気もしたためにまたもや救急外来にお世話に。CT(造影剤なし)と血液検査から、軽度の胆嚢炎と診断された。軽度とはいえ胆嚢がパンパンに腫れているので、薬で「飛ばす」か胆嚢摘出手術をするかの二択を迫られた。いずれ摘出を予定していたとはいえ、今日明日で手術なんて心の準備ができていないし、ヘソの掃除もしてきていない! しかしながら爆弾抱えてゴールデンウィークや夏休みを過ごすよりも、安心して余生を送りたいので手術を選択。

 

午後の4時半頃に手術室に入り、終わったのは4時間後くらい。胆嚢はかなりの炎症を起こしていて、慎重にクリップをしたとか。胆嚢の中に入っている石がコロリっと落ちたらまた膵炎まっしぐら! 全身麻酔で寝ている間に全てが終わっていた。開腹せずに腹腔鏡下胆嚢摘出手術に成功。余談ですが、手術となると消化器内科ではなく消化器外科になるので新しい先生。

 

お土産がこれ! うずらの卵の大きいような親分胆石と、小さな子供達がいっぱい詰まっていたみたい。そしておそらくこのチビっこの一匹がお散歩に出かけ、途中でドツボにはまり6週間前の膵炎を引き起こした模様。

 

 


手術翌日の朝はお水を飲んでも良いとの許可が出た。朝6時に採血、午前中には腸閉塞になっていないか、胆嚢管・胆嚢動脈のクリップがはずれていないかを見るためレントゲンをとった。結果が良かったため、お昼が出た!

 

 

え、鮭ですか? 14gと一食にしては脂質多くないですか? 膵炎食でなくて常食でいいのですか?

 

ちょっと怖いから半分くらいしか食べなかった。

 

レントゲン室には徒歩で行ったため、少し傷口から血が! 先生、手術終わってからまだ12時間くらいしか経っていないんですよ、私。。。

 

午後はさすがに疲れが出て、昼寝。全身麻酔だったから、呼吸器を喉に挿入されたため、喉には違和感や痛みがある。これは1週間くらい続くらしい。

 

そしてあっという間に夕食が。

 

 

脂質20g! ポテトサラダ? 鶏には皮がついていますよ! 膵炎にはNGのパイナップルまで。

 

今までの脂質警察は意味のないことだったの? 「先生、胆石性の膵炎は食事(脂質)制限しなくていいものなんですか?」と聞くのを忘れた。

 

パイナップルはさすがに残した。気分が悪くなってもここは病院だから安心なんだけど、痛いのはもう勘弁。

 

明日、明後日の血液検査の結果が良ければ、週末にも退院ができるかもって!

 

 

胆石持ちの皆様、胆嚢炎や膵炎にならないように定期的に検診をしたり、摘出も後回しにしないほうがいいです。膵炎になる前に対処するのがおすすめです!