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2021年12月9日(木)

 

5時起床。
久々の起棒の朝だ。

昨日の日記を書く。

 

モーニング。
試験勉強中の娘と一緒に。
会話が楽しい。

 

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園子温の資料整理。

2008年の4月30日の
『ザ・水道橋 in 座・高円寺 vol.1
~園子温芸人デビュー~』を見直す。
ボクのライブ人生で初めて全台本を書き、
そして、演出した初めての作品だ。
2回興行で完全燃焼した。


客席から、当時出所したばかりのホリエモン、
キル・ビルのテーマとともに千葉真一、
そしてキャプチュードが流れ、
前田コールの中、曲が突如、
フライングゲットに変わって、
全盛期の前田敦子が飛び出してくる


あの超サプライズ演出と
客席のどよめきは生涯忘れがたい。

 

園子温の自叙伝の『非道に生きる』は、
ボクが最も好きな本で
50歳の時に、
人生で最も影響を受けた本だ。

 

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今日の対談は、園子温監督の最新作に合わせて。
『エッシャー通りの赤いポスト』をとりあげる。

この渋谷の壁看板に
ボクの推薦文が載ることになる。
光栄なことこの上ない。

 

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「大傑作だーーーー!!」

園子温映画の集大成だが、まるでデビュー作のような初々しさ。


青春と円熟が同居する。


誰もがスクリーンに向かって
喝采と共に声を上げたくなる。

 

ランチ。カップヌードルの味変。

 

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ひとりでいけるもん。

アド街ック天国。

 

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今回こそ、2番ホームの黄色に乗って、
渋谷で降りたら目の前の緑に乗り換える。
ホームは一番うしろの阿佐ヶ谷よりに立つ。
と教えられている。

 

高円寺駅の2番ホームで長く待たされる。
そしてようやく来たのが……。
……青色だ。

 

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ボクの目の前でドアが開く。
まるで「どうぞどうぞ」と言われているよう。
何時も、このトラップに引っかかっている。
無事、これを東西線のモノと見破り、見送る。

 

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そして、黄色が迎えに来て新宿まで。
ホームで待つことなく目の前の緑に乗り換え、
渋谷に到着。

ここまで完璧に見えたのだが、
最後の最後に渋谷駅でハチ公前の出口を見失う。


現在の渋谷駅は最大の魔境の迷宮だ。
大都会の樹海だ。
何人もの田舎者が生き倒れ、
白骨死体で見つかっている。

ホームを右往左往しながらヒントを見つける。

 

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そして、このダンジョンを攻略。
撮影場所の、バンダリズムへ。

 

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作家の相沢くん、近藤Dが先乗り、小西Pも遅れて。
園子温監督のアシスタントが来て、園子温監督登場。
2歳の娘さんと同伴出勤。
園監督の第一子だ。
2年前、この娘が生まれて、
二日後には園監督が急遽、路上で心筋梗塞に至り、
心肺停止、一度は死んだのだから、
改めて劇的な人生を歩んでいる。

そして、18日には60歳、
ボクの一足先に還暦を迎える。

 

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12月24日公開になる
最新作『エッシャー通りの赤いポスト』
の話から。

 

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臨死体験、ニコラス・ケイジの話など。話が弾む。

 

博士001

 

『エッシャー』、そして次回作でもモチーフになる、
エキストラの帝王、
ますださんの話などなど爆笑篇。

 

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新作廻りを片付けてから、
監督の出生の話などから。
その劇的過ぎる人生を辿っていく、
9年前の年表トーク、
9月20日のアサヤンVOL・22でも触れたので、
ボクも監督の人生が完全に頭の中に入っている。

 

サムネ園子温s

しかし、このクレージーな生き方が
虚構ではなく、実話であること。
その経験、体験が全て映画の中に
落とし込んでいるのだ。

「こんなに一気に喋り続けるの?一杯水飲ませて!」
と監督の要望で一端、休憩が入るが、
その後も喋り続けて5時前にタイムアウト。

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いやはや面白すぎた。

次回以降のゲスト候補の確認をしてから、
相沢くんと渋谷駅へ。
大盛書店、山本書店員さんの下へ
『藝人春秋Diary』のPOPを置く。

渋谷駅は、郷ひろみだらけだ。

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しかし、ボクのココロは浅草キッドへGo!!
なのだ。
「17時からNetflixの『浅草キッド』始まってます!』
車中で相沢くんが確認。
寄り道すること無く急いで帰宅。

1時間遅れの18時から
Netflix『浅草キッド』に釘付けに。

最初の現在の殿のテレビ収録の
TAPのシーンから度肝を抜かれる。

完全な特殊メーキャプ。
しかし、あそこまで似せられるものなのか。
そして目の瞬きまで完全に特徴を捉えた
柳楽優弥の演技の見事さ。

そのまま、タイムスリップして浅草へ。
台詞回しだけでなく、
殿独特の体の動き、所作も再現している
のにも驚嘆。

松村邦洋が隣について完成したらしいが、
劇団ひとりも
長く殿の憑依モノマネ芸を演じていたので、
この似せ方のこだわりに執着を感じる。

そこからのストーリーは何度も感極まる。

ボク自身が、40年近く前に体験した浅草フランス座修行。
そして20年前に、
この地でタイムスリップして演じた「北野武」

同じ原作の映像化した、
『浅草キッドの浅草キッド』のシーンと、
浅草ロケの想い出が重なっていく。

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郷愁だけとは言えない──。

10代の時から憧れ続け、
ボクは一生涯をかけて
このストーリーを追っかけてきたのだ。
ビートたけしが紡いだ浅草芸人という
師弟の一大ロマンの絵巻物のなかに
ボク自身が登場人物としてそこにいる。

現実から離れて幽体離脱した状態のまま、
この映画を覗き見しているような、
実存感と浮遊感に、魂が鷲掴みにされたような時間が続く。

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劇団ひとりの演出は、
前作の『青天の霹靂』もそうだが、
ひとりよがりの絵がない。
全てが絵コンテを作り、丁寧にシーンを繋ぐ
象徴的なモンタージュを繰り返しながら、
喜怒哀楽、起承転結をきっちりと辿っていく。

新人監督の若さではなく
手練れたベテラン監督の演出のようだ。
舞台美術のひとつひとつも素晴らしく、
シーンのひとつひとつに目が止まる。

エレベーターの中、舞台のデベソ。楽屋裏の廊下。
劇場のトイレ。夜の浅草六区の佇まい。
全てが胸を締め付ける……。

走馬灯のように蘇るボクの体験したシーン。
そしてボクが演じたシーン。
ひとつひとつが何重写しにもなっていて
発狂しそうなくらい愛おしい。

タップシーンはヒデボーさんの監修で
新しいスタイルのタップになっているが
これをよく習得できたものと感心する。

最後のサザンの歌も。
ビートたけしと桑田佳祐の共演など、
「稲村ジェーン」騒動を挟んで、
あの頃のANNまで遡るのだ。

感無量。
令和にこの物語を再現した、
劇団ひとり監督に大感謝。

14日に阿佐ヶ谷で浅草を語り合うだろう。

配信チケットはこちらから購入できます↓↓
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/date/2021/12/14

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20時開始予定だったのを、
お待たせしたのを謝罪しながらズーム会議。

作家の島津 秀泰くん、
岩渕ディレクターと。

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19日の朝5時から収録する、
YouTube番組『Planet of Food』
の打ち合わせ。

食に対するこだわりを語るわけだが、
今まで話したことのない秘め事を語るよう。

終了後、眠気MAXのままツイキャス。
なんと80日目。
連続記録更新中なのだが、
案の定、途中で完全に寝落ちしてしまう。

「寝落ち芸」と言っている場合か!

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なんとか30分程度で覚醒し、
そして恒例のニセコースを流して、
長い一日が終了。

夢かうつつなのか、
彼岸か此岸か。
映画の中にいるような一日だった。

明日は『ラジオビバリー昼ズ』!!
高田先生との面会だ!!