アサヤンVOL・20 水道橋博士生誕祭。59歳真夏の冒険〜年表の鬼〜開催。

 

59歳の朝と年表の鬼

6時起床。

そうだ。
59歳になったのだな。

毎日、やることがない、
ということがない。

 

昨日の日記を書く。

 

モーニング。
味が濃すぎることに改めて気がつく。
ちょっとスタイルを変えてみよう。

 

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リビングに集まる子どもたちが、
誰も「パパ、誕生日おめでとう!」
の一言を言ってくれないので、
しばし、食い下がる。

 

今日のライブで使う年表の写真の取り込み作業。

改めて、年表を数々作ってきたなー。

 

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高田文夫年表に至っては、
もうボクも高田先生も
老眼で一行も読めないのだ。

しかし、『メルマ旬報』で連載して、
毎月、高田先生をインタビューして、
淡々とこれを作っている相沢くんが「年表の鬼」だ。

しかも、もともと見ず知らずの若者に、
毎月、時間を作って、
無償で人生を語っていった先生も改めて凄い。

だって、ほとんど人知れずやっていること。
知っている人は100人以下だろう。

 

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「働く」ことへの意味や意義を
問いかける人がいるが、
有償の仕事だから、人は働くのではない。
そこに意義を見出して、
意欲がそうさせるのだ。

 

岡村くんとのライブで作ったコチラの年表は、
ボク自身が、その存在を忘れていた。
これは「さんまヒストリー」のエムカクさんが
作ったもの。
彼もまた「年表の鬼」だ。

 

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ライブのタイトルの「年表の鬼」
とは実は彼らのことを指している。

今日は4年ぶりに新作の年表を
観客に無料で配るのだ。

 

正午までにライブの台本の最終稿を完成。
送稿。

 

赤江くん(玉袋)が来宅、贈り物

プレゼントを渡してくれる。
贈る方も貰う方もお互い照れながらだけど、
コンビで誕生日を祝い合う習慣は
今もずっと続いている。

 

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杉山マネも来宅。
プレゼントを置いていってくれる。

時計じかけのオレンジバッチ。

 

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京都の瀬戸ショップからも
LIVEのセットの即戦力が届く。

これは使える。

 

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ドルフィンソング三木くんと阿佐ヶ谷へ

14時、ドルフィンソングの三木くん来宅。
何時の間にか、髪の毛で遊んでいる。
(ハカセ、遊んでいるのは髪の毛だけじゃないですよ!)

今日は荷物が多い。
ふたりで大荷物で歩いて阿佐谷へ。

アド街ック天国、珍しい無地Tシャツで。

 

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道中、三木に近況を聴きながら、
連日の無法松家の入り浸りぶりを聞き及び、
「やっていることは『キッズリターン』のモロ師岡だよ!」
と注意したが、
『キッズリターン』を見たことがなかった。
ある意味、羨ましい。
あの衝撃を味わえるとは。 

LIVE前に陽ので接骨院 阿佐谷本院へ。

 

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体の調整。

偶々、隣で揉まれている、
台湾からの留学生の日本語に感心してしまう。
入管の不祥事や、外国人問題になると常に思う。

じゃあ、自分が海外で他国の言葉を使って働けるか?
留学生や、移民の人たちは、
人生の開拓者だと思ってしまう。

 

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終了後に、スタッフからサプライズあり。
ありがとう!
石鹸で出来た花。そんなのあるんだ!

 

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LIVE前に道祖神にご挨拶。
次回、宜しくおねがいします。

 

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阿佐谷ロフトへ、入場。

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長谷川かいまとドルフィンの佐野拓海がラップの練習中。

客前で歌うのだから
「完璧にやってくれ!」と注文していた。

しかも、今回、RAM RIDERさんと
合わせる時間がないので尚更のこと。

 

壇上には関口長官からの花が左右に。

ボクもライブは殺風景じゃなく
やりたいから大歓迎。

 

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今日、出来たてのホヤホヤの積まれた年表。
17万字で、ひとりの人生そのものを伝える。

とはいえ、200部限りだ。

 

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次々と来客あり。
マッハスピード豪速球のふたりは、
一昨日、ボクが食べそびれた「春木屋」のテークアウト。
ちゃんと日記を読んでくれていて気が利いている。

長澤マネやトンペーやエル・カブキも。

 

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今回のライブは「生誕祭」だが、
自分で企画して、自分で台本を書いているので、
その意味では気恥ずかしくて仕方ない。

芸能人には、
自ら誕生パーティが出来るひとと
出来ないひとがいる。
基本、出来る人がザ・芸能人だ。

ボクは家ですら
ホームパーティの類すらやらないタイプだ。
カラオケですら何十年もやっていない。

なのに、どういう心境なのか?
アサヤンやClubhouse をやるようになってから、
祝ってもらったり、
自分が歌ったりすることに
照れなくなってきた。

 

今回も、たまたま8・18の日付で
会場をおさえられたので、
度肝を抜くようなA案が進んでいたのだが、
最終的にそちらがNGになり、
B案であった「年表の鬼」が浮上した。

年表制作を含め、突貫工事で、
此処まで辿り着いた。

ライブを毎回、企画を変えて、
ゲストを迎えて、
しかも、週イチペースでやるのは、
毎回、綱渡りだ。

少ない人数で朝まで各部署が
駆けずり回っている。

しかし、それが週刊単位で作る
テレビのバラエティ番組の現場だったから。

そこに用がある。
ただの配信のほうが、効率が良いに決まっているのに。

 

しかも、今回は、B案の中でも、
ボクに知らせぬサプライズ企画が進んでいることも、
うっすらと当事者のボクは知っている。

ボクが自分の生誕祭を自分で台本を準備しながら、
ボクの知らない別台本が動いているのだ。

客入れ前にRAM ちゃんがなんとか間に合う。
機材の確認と音出しのみ。

「よしえつねお」さんもギリギリで会場入り。

 

生誕祭開演

18時前に開始。

 

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今回の前説は、ドルフィンソングのふたり。

 

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OPの原田専門家作のビデオ。
RAM RIDER『ファストラブ』から、
エレカシの『俺たちの明日』まで。
幼少時からのボクの写真を駆使して、
無論、これはグッと来る。

が、このままエモーショナルには
やりたくないから……。

 

「よしえつねお」が省エネルックで登場。

 

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マリリン・モーローのケネディに捧ぐ、
ハッピーバースデイ・プレジデント、モノマネ。
その後、植木等オマージュを。
ぶっつけ本番で。

 

で、改めてオープニング。
全員、板付き。

無法松からのプレゼント。

 

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自己紹介からの趣旨説明。

 

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いつものメンバーに新顔が加わる。

 

ボクの仕事のブレーン的存在のふたり。
オール東大・京大。別名「頭脳警察」を結成。

 

相沢直くん。
大企業の放送番組プロデューサー、
兼、放送作家、兼、医大生、兼、子育てパパ。

そして、水道橋博士年表に携わったことで、
「年表の鬼」へと転身を遂げた話を紹介。

番組企画で東大に受かった経歴あり。

ボクとは『ザ☆フランス座』で相方。
「アサヤン」の機関紙、
『アサヤン・ファイト』の編集長。

 

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そして原カントくん。
博報堂社員にして、テレビ、ラジオに出まくり、
『メルマ旬報』の副編集長。京大出身。

 

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ふたりとも、いかにして、ボクと出会い、
しかも、巻き込まれて、
何時の間にか、星座のひとつに組み入れられているか。

 

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サラリーマンなのに異常な日常を送っている。

 

前半は、ボクの日記と数々の年表作りの話。
今回は、ボクの空白期間を「ママの日記」で埋める。

相沢くんをオウム信者から、
主治医に見立てるところが面白い。

歴代年表作りの経歴が追っているだけで、
あっという間に前半、タイムアップ。

 

換気タイムはに観客に、
年表を読んでもらいながら。

 

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後半戦。

『メルマ旬報』の連載で、
講談社ノンフィクション賞作品受賞!!!
細田正志くんを紹介。

 

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その功績を称えるお祝いの席を作りたかった。

ノンフィクション作家は年表作りは常の仕事だ。
 

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そして、そこから年表の行間から、
そこに浮かび上がる物語を読み解くのだ。

元・南海ホークスのエース、
皆川睦雄さんとボクにまつわる星座話を展開。

 

これも相当高度な大喜利をやっている。

 

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相沢くんのターンでボクの年表で、
芸人人生の転機を駆け足で紹介。

 

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まだまだ、年表トークを仕込んでいたのだが、
RAM RIDERさんのDJタイムへ。

紹介役は小松政夫リスペクトのよしえさん。

 

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そもそも、
チンコさんとRAM ちゃんのMIXってなんだ?

って話なのだ。

RAM ちゃんのDJ。
ただただひたすらにカッコいい。

 

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ボクは初めてDJの技術を間近に見たが、
手捌きや選曲など全てに感心しきりだった。

いったい、のべ何曲MIXされているんだろうか。

そして、コロナ禍で全員着席のDJタイムも珍しいだろう。

すっかり、アニバーサリータイムになっているところへ、
よしえさんがダンサーで登場。

 

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RAM ちゃんのファンには彼はどう見えるのだろうか?

最後に、OPで振っている「ファストラブ」へ。

 

この曲のBOSEくんのラップパートを、
TAPの期待の長谷川かいまと
ドルフィンソングの佐野くんが歌う。

 

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結婚式の余興にならないように。
と釘を差した上だが……。
彼らは出番を望み、ちゃんと練習した成果。

 

ボク的には、アサヤンに於ける、
「いいとも青年隊」を作りたいので、
ようやく結実した思いもあり。

 

ここから、壇上は時間の奪い合いに。

サプライズシナリオが
どこまで誰が知っているのか、
ボクにはわからないまま。

 

ジョニー小野仕切りで手紙が読み上げられる。

それが中学からの同級生からと分かるが、
入場のときに同級生のKくんを見掛けていたので、
すっかりKくんからだと思いこんでいたら、
なんと甲本ヒロトからだった。
意表を突かれて、言葉が出ないで、
瞬時に涙が出る。
一気に「14才」に引き戻される59才。

もともと泣きながら喋れない人だから。

 

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続いて、生曲のメッセージは、まさかまさかの
小泉今日子さんから。

 

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この写真は「アサヤン」にキョンキョンが来てくれた時。
結婚するまでずっとリビングで額装していた。

 

これほど光栄なことも人生でなかなかないだろう。
ま、感想も言葉にならない。

 

ここで20時に。東京都指導の客出しタイム。

 

延長戦は高須SANが仕切り

そして延長戦に。
ここから高須SANが仕切りだす。

 

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数々のメッセージビデオが流れる。

 

井手らっきょさん。

 

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ダンカンさん。

 

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枝豆社長。

 

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江口ともみさん。

 

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もぐたろう。

 

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たけし軍団の兄さんたちは、
徒弟制度を経たものには永遠に変わらない序列だ。

 

ダンカンさんと関口長官が同じ絵に入ったのも感動した。

 

そして、25年前の自分が語りかけてくる。

 

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ここで客席に
30年前の原田専門家を呼んでいたことを思い出す。

昨日知り合った路上シンガー、
19歳の宮路三筒くん。

彼はボクのことを知らない。
突然会った59才のオジさんに、
ライブに呼ばれ、そのライフを知らされるのは、
どういう思いだろうか?

 

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皆、なにを演っているのか?
不思議そうだ。

 

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家族からのメッセージ。
いつの間に撮っていたのだろう。

 

どおりで今日の朝の子どもたちが、
ぎこちないわけだ。

 

そして、娘からの手紙。

 

高須演出ならぬ泣かす演出。

 

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無法松&三木の「青空」
なるほど、モロ師岡ではなく、この練習をしていたのか。

 

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最後に、義太夫さんの登場。
アサヤンの初期のパターンの踏襲。

 

アサヤンの第一回目の0Pに流した
『春のからっ風』を歌ってくれる。

「泉谷しげるの歌を歌うなぎら健壱」@グレート義太夫

 

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義太夫さんは何時もやさしい。

 

その優しさに包まれて大団円。

 

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記念撮影。

 

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『メルマ旬報』の賢者、RAMちゃんと。

 

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義太夫さんと。

 

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次回は、この3人で。

 

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恩師を迎えるわけだ。

 

アサヤン21テリー伊藤s

 

本当に忘れがたい良き59歳を迎えた。

 

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最後にお茶で乾杯。

 

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そして解散……。

 

大荷物はタクシーで運んでもらって、
高円寺に歩いて帰る。

 

キープ・ウォーキング。

利根川くん仕切りでバカ話をしながら。
原田専門家のレモンの話にバカウケ。

 

午前、2時前に三木に看取られて就寝。

 

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泣き顔は恥ずかしいよ。
でも、今日も生き恥をかく。

 

何があっても苦しみも哀しみ全て、
喜怒哀楽を晒して笑い飛ばす。

観客に奉仕をしながら生きるのが芸人だ。

59歳もみんなで、一緒に笑いながら生きようぜ。

                 (写真提供:入江寛人 利根川亘)

 

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博士の異常な対談

「水道橋博士の異常な対談」がYoutubeのサブチャンネルでスタートしました。是非、ご覧ください。
第1回ゲスト「週刊文春」元編集長・新谷学氏
第2回ゲスト 作家・元東京都知事 猪瀬直樹氏
第3回ゲスト ジャーナリスト 田原総一朗氏
第4回ゲスト ラッパー ダースレイダー
第5回ゲスト 直木賞作家 村松友視
第6回ゲスト 漫才師 ナイツ塙
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ライブ情報

■アサヤン
https://asayan.s-hakase.com

【8/25まで】アサヤンVol.19 博士の奇妙な礼太郎〜ドクター・ストレンジラブ〜 ゲスト・奇妙礼太郎/やついいちろう/中込陽大
【9/1まで】アサヤン VOL.20 水道橋博士生誕祭 59才 真夏の大冒険 年表の鬼!!!ゲスト・RAM RIDER / 相沢直 / 原カントくん / 細田昌志
【受付中】アサヤン VOL.21『出禁の男』解禁〜蘇るテリー伊藤『アサヤン』伝説 / テリー伊藤 / 本橋信宏 / 高須SAN / 島津秀泰

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