事務所へ。
 「ターザン」誌の格闘技コーナーで「猪木イズム」について取材。
 雑誌「オンラインマガジン」取材。
 オンラインゲームについて。っても、やったことないから
 無責任な発言連発になるのは、しょうがないことかな。

 発明会館移動。
 TFM『ビートニクラジオ』最終回収録。

 3ヶ月ぶりの殿出演。
 このところベネチア映画祭から、
 海外ずいていた殿の諸国漫遊の旅のみやげ話。
 最初から
 「オレも海外では、セクシーなんて言われちゃってよ~」と御機嫌。
 
 「おまえら、バカだから喋ってもわからないだろ?
 漫才師ならこれくらいわかってないとダメなんだよ…」
 と言いながらの天文台を巡るアカデミックなお話の数々は、
 オレたちの弱点だぞと肝に銘ずる。

 殿とビートたかしを名乗るターザンさんとも、スムースに絡む。
 競馬三昧で、貯金の底が尽き、 零円生活を続け、思索の日々を送り、
 野垂れ死にを夢見る、ターザンさんの姿と
 あまりの巨大な成功で、金銭の感覚もなく、何時くだばってもいいと、
 引退を考えることなく、日々、日常で死と向き合う。
 殿の姿が合わせ鏡のように奇妙に、同じ円のなかに絡んでいく。



 終了後、花束贈呈。
 お兄さん会(トンパチ・プロ)の連中も花束を持って駆けつける。


 3年半に渡って、この番組は続いた。
 最初は殿と、面と向かって話すことなど想像だにできない頃だったので、
 とにもかくにも緊張し、自分が話していることなど、
 何一つ憶えていない程だった。
 未だに、たいしてその状態は変わらないが…。
 しかし、この番組のおかげで、
 この番組収録語に何度、3人きりで話をしたことか。
 贅沢すぎる時間を何度も共有することができた。
 その時の話しはオレたちの宝物である。

 これだけ、殿の生声を収録しながらも、
 一冊の本としてまとめられなかったのは、残念だった。

 九段下のレストラン&ワインバー『佳庵』で打ちあげ。
 殿は、あばらを負傷中とのことで、お酒も飲まず、
 殿が帰られた後、それまで、かしこまっていた
 ターザンが、ようやく自分が主役だと思ってか、
 一気に話し込む。
 それもまた微笑まし。
 
 帰宅後、東スポ原稿。