8時起床。

と同時に、blogの整理や、
「SPA!」の未公開映画祭のアンケートやら、
ペラペラの話やらモロモロの原稿仕事を片付ける。
今、朝のほうが効率断然良いのだ。


昨晩の新宿ロフト、
上祐 vs ターザン山本 vs 吉田豪 vs プチ鹿島の、
まとまった観戦記ないかしら?


朝からカミさんにこっぴどく叱られる。
そのままマスクをかぶって家を出る。

♪強ければそれでいいんだ~チカラさえあればいいん~だ~
 ひねくれて星をにらんだ僕なのさ~
 ああ~だけど~そんな僕でもあの子らは慕ってくれる~
 それだからみんなの幸せ祈る~の~さ~。


タイガーマスクの
『みなしごのバラード』を知らない世代が多いのに驚く。
僕は初放送の直撃世代で、よく夕焼けに向かって歌っていた(笑)
僕が幼少期レスラーに憧れたのは確実にこの歌だ。

タイガーマスクの『みなしごのバラード』の放送版。
激しくノスタルジーのツボを突かれる。



こどもの問題を見ていて、
108=A×(12-A)×3、Aを求めよ。
答えは6と分かるのだが、
方程式の導きかたがわからなくなっていた(笑)
恐ろしや。どうやるんだ。

小学生だから因数分解を使わないはずだから、
36から6×6、あるいは9×4を想定して解を導くのだろうなぁ。
でも、僕以外にも、わからない人が多くて安心した。


僕だって因数分解はわかってない。
ただ漫才の台本を作るのに、
筋の流れを最も単純な言葉に分解し、
単純な言葉の積で大きなオチを狙う感じが見えてくることがある。



13時半、東京タワースタジオ入り。
メ~テレ『CONTACT CAFE C』収録。

MC:MEGUMI、一緒。

打ち合わせで
「正月からの放送、横並び2週連続トップです!」と。
此の番組は、毎回、テレビのお馴染みのタレントさんは
出てこない趣向、
数字は読めないだけに関係者ともども嬉しいことだ。



一本目ゲスト:声優の浪川大輔さん

超人気の看板声優さんだが……。
もともと僕はアニメに門外漢、
故、知らないと思ってたら、
吹き替え映画の世界でも、
ある意味、映画史を体現している方ではないか。


浪川さん、まだ34歳の若さだが、
グーニーズ、そしてネバーエンディングストーリー。
そしてターミネーター2のジョン・コナーを、
自らが少年期に声を当てているのだ。
その映画を見つめれば、
まるで自分自身がタイムスリップしてきたようだろう。


浪川さん。
そして子役声優から声変わりへ経て業界からは干される。
その後、オーディションで、
『ロード・オブ・ザ・リング』フロド様。
そして、『スターウォーズ』のアナキンの役を射止めるのだ。
凄く子役の苦悩と成長を窺わせて映画的。

「ロード・オブ・ザ・リング」のオーディションで、
フロド役にピーター・ジャクソンに選ばれた!
という話が一番「凄い!」って声を上げてしまった。


声優さんという裏方とスターの境界線にいるマージナルな存在。
浪川さん、今や脚光を浴び人気絶頂なのだが、
スタジオでさまざまに気遣いする、その佇まいだけで、
長いキャリアのある物作りの現場を知っている苦労人だとわかる。



コラボゲストの音響監督・三間さんとの会話。
わずか30人程しかいない職人監督と、
かつて生意気で売った子役あがりのスター声優の、
いぶし銀の芸論にも近いトーク。


二人の出会いが、
監督が「ポケモン」で犬の骨格の役者を探していたから……
生意気な元子役が見つかって……。
しごいてやるか!って起用。

まるで、つかこうへいの世界みたいだった。


トークしながら頭に夢想する。
封建的な撮影所のシステムで、
看板役者の悲喜劇を描いたのが「蒲田行進曲」だが、
声優という独自の生態系を持つバックステージもの。
面白そう。

ちなみに今日の声優・浪川さんの佇まいと現場の雰囲気に、
先週の新潮の連載『墓碑銘』~
「ピンク映画に半世紀、女優に信頼された野上正義さん」
の記事を思い出していた。

音響監督の三間さんが持参した書き込み台本が、
『かいけつゾロリ』だった。
我が家の子供たちのヒーローだ。
帰って話をしたら子供が絶対、反応しそうだ~と思いつつ……。



メ~テレ

『CONTACT CAFE C』には、
女優の朗読コーナーがあるのだが、
今回の本は、僕が再三、取り上げている必殺催涙弾絵本
『おこだでませんように』だった。
200%俺は、泣き出して、朗読が出来ない。

その絵本の朗読をするのが、マンスリー女優の赤井沙希さん。
赤井英和さんの娘さんなのだ。
『どつかれませんように』と心でつぶやいた。




二本目ゲスト:冨永愛さん
スーパーモデル、女性現役大リーガーだ。

その高みから見下ろされ萎縮しそうなものだが、
実は昔から知っている。
子供と一緒に会っているので気さくに話せるのだ。

本番、
気さくに……と思ったが言葉を失った。
彼女が立ち上がり4ショットになると、
ませに生物多様性を体現し、
動きだすとスタジオにCGを動いているような、
非実在女神ぶりに釘付けになる。

冨永愛の趣味や私生活などを紹介。
本来、俺はゲストの言葉を翻訳しながら、
話しを継ぐ役割だと思うのだが、
その作業も歯が浮く感。
それほど存在そのものが際立っている。
見りゃあわかる。
東京タワーの真下で仰ぎみてるよう。
(実際、東京タワースタジオだったし)


冨永愛のプロポーションの秘訣。
「全裸になって鏡に写し隈無く眺めること!」
これがプロの流儀だ。
そう言えば、井手らっきょさんも同じことを言っていた。

アバター実写版に一番近いのは、
冨永愛だと言っていたが改めて。
でも、アバターを面白く脳内変換方で見るなら
「大林素子と夏八木勲の恋愛話」で見るのがお薦め。


赤井沙希さん憧れの冨永愛さんを目の前に涙目。
「小さい頃から大きいのがコンプレックスで。
だからいつも冨永さんの写真を手帳に入れていました」と。
しかし、思わず、俺、CMを思い出し、
「しかし貴方のお父さん(赤井英和)は、もっとデカイでしょう!」


赤井沙希さんに
「貴方『英和辞典』って読んだことあります?」
「?」
「貴方のお父さんについて辞典形式で書かれた本があるんですよ。
 文春文庫から出てるよ!」
「読んでみます!」

あ、ちなみに誤解があるので書いておくと、
『英和辞典』

というのは冗談ではなく、
赤井英和著『英和辞典』という文庫が本当にあるんです。

英和辞典 (文春文庫)英和辞典 (文春文庫)
著者:赤井 英和
文藝春秋(1998-04)
販売元:Amazon.co.jp






20時半、高速ぶっ飛ばして帰宅。

幸い子供たちが全員起きていた。
玄関に競い合い、
2歳末っ子、階段をトコトコトコと降りてきて
「イェ~イ!!」とハイタッチを繰り返す。
これは初めての反応。
まさに、タイガーが訪れる、ちびっ子ハウス!!



深夜、
早売りの『週刊ポスト』と『週刊現代』を買ってきてもらう。
今一番読みたいのは、
ポストの佐野眞一の『あんぽん』孫正義伝。
佐野眞一の人物ルポは、いつも初速が凄いのでたまらん。

短期集中連載の3回目。
韓国編は、まるで『砂の器』の『宿命』が奏でられているよう。
それは『民宿雪国』のラストにも通奏するのだ。

政治家や経営者は、その評伝を存命中に書かれることも多い。
佐野眞一のような本物のルポライターの取材を受けるのは諸刃の剣だ。
『てっぺん野郎』の時、石原都知事はどう思われたのか?
本人に直接聴いたことがあるが……
本人も文学者だけに大変面白かった。



『週刊ポスト』の「現場の磁力」。
ルポライター・故・朝倉喬司さんが見た(異界)の風景。
元・週刊現代の記者である朝倉さんをポストが追悼している。



どうでもいい、呟きだが、
『週刊現代現代』の睦月影郎の『平成好色一代男』が、
『新・平成好色一代男』になっていた。
前回、妻を抱いていたのが最後だったのかぁ……。


『週刊現代』、

泉麻人さん「わが人生最高の10冊」、
最近読んだ一冊で『東京ポッド許可局』を取り上げている!
泉さんに「優れた一冊」と褒められれば、
もはや名著のお墨付きだ。

東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む~
著者:マキタスポーツ
新書館(2010-09-24)
販売元:Amazon.co.jp





『小島慶子キラ☆キラ』、
吉田豪のポッドキャスト。
神足裕司が「いかにデタラメか」研究回。
これは実に実に素晴らしいなぁ……。


TwitterRT @takehirohiguchi: 『冷たい熱帯魚』の試写に行ってきました。
 ごく控えめにコメントします。
 フアァァァァァッッッキキキンンンッグ・グッレレレレレイットトトオオ

 園監督なら樋口作品、
 映画化出来るかもって思いますよね(笑)



《 官房長官は仙谷氏から枝野氏へ。与謝野氏も入閣か 》
《 ホテル従業員、サッカー稲本のデートをツイッターで暴露 》
《 足利事件で無罪の菅谷さんに、補償金8千万円支払いへ 》
《 尖閣流出の元保安官、起訴猶予で“終結”へ 》