ラッシャー板前さん結婚式。
 お相手はウガンダ・トラさんの奥さんの妹さん。
 東京プリンスホテルで盛大に。
 いやあ、ラッシャーさん大したもんだ。男の甲斐性だ。
 特番ができるほどの豪華な芸能人の顏触れ。
 そして、テレビ局要人の出席。
 しかし、こういう席では、有名人酔いと、
 下っ端根性に打ちのめされるのが我々の常だ。

 ダチョウ倶楽部の司会で進行。
 ダンカンさん、タカさんと続いた、恒例の仮装大会はなく、
 乱痴気騒ぎがあたりまえの軍団としては、真面目な式であった。
 最後に殿がマイクを自ら取り、挨拶。
 「私は子供がいます。その子供を愛しています。
  でも、軍団と仕事をしていると、子供以上に
  愛してると思うことがあります。ありがとう」と。
 声をつまらせて。
 もちろん、唐突な発言でありながら、
 連日の涙もろいたけし報道にギョッとしているものだから、
 今回はあちこちで、ズシ~ンと涙、涙、タケシシストの我々なんか、
 男泣きしてたのだ。

 控室に戻って、殿
 「どうだ、最後の挨拶は?司会のダチョウに言って、
  泣かせる挨拶ちょっとやろうかってって演技してみたんだけど」と。
 「いやいや、みんな、泣いてましたよ。応えましたよ。そりゃあ」
 「世界のたけしは、笑いあり涙ありだから」「平成の藤山寛美!」
 「オレ、人情噺もいけるだろ」などと。
 最近の「泣きのたけし」の風評を逆手にとり、廻りの人をたばかる、
 わざとボケを演じる勝新、あるいは、森繁化してきたのか。