晴天。

岡山名物、まつり寿司。

笹沖、倉敷リハビリセンター。
父の見舞い。
一時に比べて、ずいぶん回復したものだが、
まだ、右半身不随、
思ったことを、口に出来ない。
岡山弁どころか、聞き取れないフランス語のよう。
本人も、もどかしいことだろう。
俺も、「流星ワゴン」のように、
父と同い歳で、話をしてみたかった。

周囲の、さらに重体の患者さんの様態。
それを介護する 献身的な看護婦さんたちの姿。
動作の一つ一つが、神々しい。

北九州のあの鬼看護婦連。
あんな連中がホントにいるのだろうか?

病院のすぐ近くの足高神社へ登る。
グレートアントニオの井上きびだんご君の実家。
猪木お守りが、本当に売っているのかしらんと。
神主さんのお父さんに挨拶。

「流星ワゴン」ならぬ
「すばるの軽ワゴン」に乗って、ドライブ。



水島コンビナートから、 瀬戸大橋、
鷲就山スカイライン、遊覧船。
下電ホテル、 下津井港。
なんど訪れても、
この田舎の全ての景色が好きだ。

「芸人が景色を見て感心してどうする?
 それじゃあ、 普通の人だろ。
 芸人は、景色になるもんだよ。」
と、最近仕入れた、殿の台詞を思い出しつつ。

あの吉田豪がわざわざ、
出張してまで訪れると言う、
超巨大古本屋『万歩書店』へ。
このなかに閉じ込められたら、
自分が、アウン・サン・スーチー でもかまわない。
古本、漁る。

アイビースクゥエア、
「蔦」、懐石料理(メニュー)、
母、兄夫婦と一緒。
兄の甥っ子、大樹くんは、まだ一歳児、
言葉は、まるで意味不明で、
これもた、 フランス語のよう。
そして、片時も目を離すことが出来ず、
果てしなく手がかかる。
おねぇさんも、偉いなぁと思う。
子供には、これだけ可愛がられた、
記憶がないのだなぁ。

兄宅、「バーチャQ」を姪っ子と一緒に見る。
ちえちゃんは、すっかり、まほちゃんと親友に。
微笑ましい。

実家、離れの寝室、

本棚に父の日記。
達筆で、ほとんど読めない。
そして父も、俺と違って、
誰かが読むことも、
想定しなかっただろう。
が、何度も何度も「正芳」の文字。
何を書いていたのだろう?
胸に迫る。

ゲロゲロ、庭の池から聞こえる、蛙の鳴き声。

田舎の母が、敷いてくれる、
布団はなんでいつもフカフカなのだろう。
そして、田舎の母が、あてがう寝巻き(=親爺のスエット)は、
なんと、ダサダサなのだろうと思いつつ、就寝。

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