9時起床。

なんとか起きて、
『人形作家』四谷シモン(講談社現代新書)を読了。
嵐山光三郎のまえがきから素晴らし。
そして四谷シモンの少年時代の過酷さを初めて知った。

人形作家 (講談社現代新書)人形作家 (講談社現代新書)
著者:四谷 シモン
講談社(2002-11)
販売元:Amazon.co.jp




2時間睡眠で、収録現場へ移動。
瀧は起きているのだろうか?



13時半、東京タワースタジオ入り。
メ~テレ 『CONTACT CAFE C』収録。
MC:MEGUMI、マンスリー女優の赤井沙希、一緒。


一本目ゲスト、俳優・塩谷瞬さん
28歳で、これだけ芯の強い前向きなメッセージを、
自分の言葉で語れる人はなかなかいないなぁと。
東ティモールでのボランティア活動の様子、VTRを見ながら、
いったい昨日の俺はなんだったのだろうと……。

塩谷瞬さんのお友達ゲスト:GAKU-MCさん。40歳!
「だよね~」がNGワードではと?緊張する。
が美声でフランクに「だよね~」を連発してくれる。
TBS小林豊アナに匹敵する永遠の少年ぶり。
「『筋肉バカの壁』読みました!」と言われ恐縮。


塩谷瞬さん。
綺麗な顔の方が折り目正しく純粋でいると、
なんと自分がドス黒く、意地悪にひねたものかと思う。
『パッチギ!』のコースケが、
東ティモールで慈善活動をしている様子を、
スペインで逃避行するキョンジャに見せてやりたい。
嗚呼、二人の間にもイムジン河が流れたなぁ。





二本目ゲスト:四谷シモンさん
金子國義先生に続いて。
文化圏という意味では状況劇場の周囲の人達。
このあたりの一群の文化は、
今は断絶してテレビで語られていない気がする。

『いいとも』増刊号に嵐山さんが出ていた頃は、
状況劇場文化圏は残っていたような気がする。
四谷シモンさんがトーク番組に出演すること自体が記憶にない。

本番、
四谷シモンさんが自作の人形と共に登場。
こちらにも先入観に比べて、
あまりにも穏やかで好々爺とした話しぶり。
ピノキオを作るゼペット爺さんそのものだった。

07


四谷シモンさん、
状況劇場の頃の逸話や生い立ちを知っているだけに俺は畏怖してしまう。
しかし初めて見る人には、
タダのやさしそうなオジサンに見えるだろう。

かつては展示するだけでも猥褻罪に問われると言われた、
四谷シモンさんの性器つきの人形、
スタジオに持ってこられたものは、陰部は大丈夫だったが、
なかなかTVで流せられるようなものでもない。

08


金子國義先生を「ネコ」と呼ぶ、四谷シモン先生。
澁澤龍彦先生を巡る物語など深い流れを慮ると、
TVでおいそれと表現出来る世界観ではない。
俺一人が粘って、粘って、
言葉を引き出そうとするが難しい。
「変態」という言葉は今、安売りされているが、
本来は、文化的には、このあたりの人にこそ、
相応しいのだ。


収録後、
麻布の個室で食事会へ。
いろいろと知らなかった、
世論調査の数字を教えてもらって、吃驚。
しかし、流石にフラフラ、体力ゼロだった。


23時半、帰宅。


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