いい薬もできてるらしい。
でも病院、特にメンタルクリニックは絶対に行けない。彼女自身が医者を信じないから。
果たして関係があるのか謎だけど彼女は心の病気の他に酷い生理痛がある。
これまたかわいそうでものすごく痛がりご飯も喉を通らない。鬱がひどくなる、体が動かせなくなる。
だからトイレは大小もできるだけ抱きかかえて行き、お風呂も入れて洗ってあげる。
立てないため抱きかかえながら体を洗ってあげる。
「いつもありがとね」
弱々しく彼女は言う。
それだけで全てが報われる。
「気にしないの、旦那ならこれ当たり前だよ」
彼女は「旦那は何もしてくれなかったよ」
私「 それは旦那の資格ないよ、私が旦那になったら毎日でもやってあげるね」
内心、彼女の旦那は絶対離婚しないことを感じながら淡い期待を抱く私。
そして生理痛は下半身を暖めるといいらしいと聞いたことがあるからお湯でじっくり暖める。
嬉しそうな彼女。私の幸せの時間。
ただ女性ホルモン治療で筋力はかなり低下してる私の腕は抱きかかえて二階へ行くのに悲鳴をあげてる。
気にしない気にしない。
薬の副作用に極端に弱い彼女は、すでに大量の抗精神薬を飲んでいて危険なためタイレノールだけを飲む。
「バファリンにしたら?」
彼女「副作用怖いからいい」
ご飯も自分では食べられないためおかゆを作って食べさせる
彼女「ここまでしてもらったこと初めて。嬉しい」
このひどい生理痛との戦いは最低でも3日は続く。
24時間勤務の時はお風呂、トイレ以外お母さんにお願いする。
トイレは私がいない時は這いずるように行くらしい。だから水を飲まないようになっちゃって危険。
だから仕事中も彼女が心配で心配でいられない。休憩時間にすかさず連絡する。
弱々しい声でも彼女の声を聞くとホッとした。
彼女が家に来てから数ヶ月は不思議とこの生理痛は無かったような気がするんだけど。よく覚えてない。彼女に聞いたらこっちに来てから生理不順がひどくなって最初はこなかったと。
しかし彼女はもっともっと厄介で恐ろしい持病を抱えていた。
それは喘息。
そしてここは低気圧の影響を受けやすい海岸沿いの土地。
そしてこれから梅雨の季節。
この最も憎い喘息が私達の関係を大きく乱すことになる。
これさえなければと今でも思う。
