こんだけ負けてたら奇跡でも起こらん限り逆転はないやろ悲しい

と、試合が終わるのを待たずに七回始まったとこで家に帰ることになったカチ子達。





球場出てから駅まであと少し、そそくさと急ぐ。

彼はと言えば

バッターが悪い、

いやピッチャー、

元はと言えば監督の采配が悪いねん!!

と騒いでいる。






カチ子が呆れて

アンタ、そんなに嫌やったら阪神ファン辞めたら?

と言うと





「いや!ちゃうねん。

そう言う次元の話ちゃうねん!

アンタは全然分かってない」

らしい。







なんか、よう判らんけど

カチ子には、罵ってるようにしか見えない言葉もファンからすれば強めの応援のようだ。






そうこうしてるうちに駅に着いた。

ベロベロに酔っ払った彼を待たせてカチ子が切符を買いに行く。





つもりが!

うしろを振り替えると彼がいないガーンハッ





彼はと言うと

ふらふらしながら、タクシー乗り場の方へ歩いている!





もーーーっっ!!

5歳児か!!

ランニングランニングランニングダッシュ





追いかけて掴まえると、

彼は「タクシー乗って帰る!」

と言う。






「エエーーっ!

こっから帰ったら、ざっと五千円はかかるやん!

まだ電車混んでない時間やのに、もったいないわ!」反論するカチ子ムキー






しかし、ガンとして譲らない彼





カチ子

「じゃあ、アンタがお金出してや!」





「んなもん、当たり前や!」





彼のお金でも、勿体ないもんは勿体ないやん!

ほんまにアンタが払うねんな!

と歯ぎしりしながら念押しし、渋々承諾するカチ子ちょっと不満





しかし、試合が終わってないからか

タクシー乗り場には1台もタクシーが停まっていない。





※7年前の話なので、今のようにタクシーアブリとか簡単には呼ぶ手段がない時代。

タクシー会社に電話して呼ぶより、流しのタクシー拾った方が早い。





しばらく、付近を探すと1台停まっている空車を発見!

ふたりが小走りに近づいても、タクシーの運転手さんは私たちに気づかない。

彼がタクシーの運転手側に立っても、まだ気づいてくれない。




どうしよう。。

と思っていたら、、ガーン



つづく