こわくて、言い出しにくくて、でも今言うしかなくて、親友の顔、担当者さんの顔、鍼の院長の顔も笑
思い出して、勇気をもらいながら、一言一言噛み締めて言ってみた。
嘘というワードを使いたくなくて、ちょっと濁しながら。
「ん?本当じゃないこと?」
「本当じゃないこと。おうちに行っちゃダメなのに、良いってことにして誘ったの?」
「ちょっと待って。嘘ってこと?嘘ついてないよ。」
まぁ、そう言うよね。
嘘じゃないって言われても、良かったぁとホッとできない。
「担当者さんからわざわざ連絡来たから、なんか言ったのかな?と思ったけど。」
「デートの報告した時に、2人の認識が違ったから、確認しておこうと思って聞いたんだよ。」
「俺が嘘ついたと思った?
え、ごめん!ごめん!
全然そんなつもりなかったよ。
認識違いしてたみたいで、ちゃんと確認すれば良かったね。ごめんね。
それで不安になってたの?
ごめんね。
過去に嘘で嫌な思いしてるのにね。
辛い思いさせてごめんね。」
すぐには信じられなかったけど、私が納得するまでずっと何度も謝ってくれていたので、だんだん気持ちが落ち着いてきました。
もし、本当は嘘をついてたんだとしても、かっこつけて嘘ついたと正直に言えなかったんだとしても、必死に謝ってくれたことが伝わってきたので、この件はここで終了。
「今日ずっとそのこと考えてたの?
そしたら一日楽しくなかったしょ!
早く言ってよ〜。
あー本当にごめんね。」
「電話で言えるわけないじゃん」
「今は?もう大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
「じゃ、改めて、僕と真剣交際に進んでくれますか?」
「うん!
これでわたしたち
親友だね♡」
私たちの相談所の定義として、
真剣交際
=親友
≠恋人
※友達以上恋人未満
成婚退会
=恋人
≠プロポーズ
※すぐ結婚式や入籍〜というわけではなく、そこを視野にいれながらお付き合いを始める恋人としてのスタート地点。おうちデートもここから。
です。
「これで親友だね〜」
「いまさら親友ってー」
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長くなりましたが、こうして、営業マンさんとの仮交際を卒業し、真剣交際へ進めることになりました。