コミュ力高めな営業マンさん30 | 子連れ再婚できるのか、しないのか。

子連れ再婚できるのか、しないのか。

37歳。2人の子供とシングルマザーが再婚について考えています。
今のままでも幸せだけど、一年後が今と同じとは限らないことを知った2020年。
家族が幸せであり続けるために、再婚相手を探すという決意をするところから始まります。

「人が入れるくらいには片付けてあるから。洗濯物ちょっと干してるかもしれないけど。
じゃ、行こっか。」


「うん、行こっか。」





車に乗り込んで、ブツブツと考えてみた。


「私なんでそう思い込んでたのかな〜
最初の説明で都合良く解釈しちゃったのかな。
テイクアウトしておうちでって、良い考えだね。
鍋もいいな〜今度時間ある時鍋だね!
一緒にお料理も楽しそうだね。」




「でもな。
営業マンさんの話を疑うわけじゃないけど、私と担当者さんも、信頼関係で繋がってるんだよなぁ。
怒られないかな。隠すのも嫌だなぁ。
ちゃんと行ってきていいよ!って、確認してから行きたいな。
一応まだ仮交際だし!」






と煮えきらずにいると










じゃ、やめよう!今日はやめよう。
ちゃんと確認してからにしよう!



と言ってくれました。
無理に説得したり、強引に誘ってこないところに安心しました。




「なんかごめんね。
行くとか行かないとか。
中途半端な時間どうしよっか。

…あ!!!」



「今!
通ったところ!
モデルハウス!!
テレビで特集されてたところ!
行ってみたかったところ!
ここにあったんだ〜!」

「行ってみる?」


という流れで、おうちに行く行かないで迷って、行かないことにした結果、モデルハウスを何軒か見て回りました。


コンパクトなつくりで、こだわりが随所にあって、見るだけで楽しいおうち。
キッチンに立ってみたり、子供部屋、寝室を覗いてみたり、暖炉があったり、ブランコみたいな椅子に座ってみたりしました。
老夫婦が暮らしてそうなお部屋で、ソファに座ってまったり。


「なんかいいね〜」
「いいね〜」


家のどこにいても存在を感じられそうな空間で、リタイア後こんな風に穏やかに過ごせたら幸せだな〜なんて、妄想してました。


コロコロと意見の変わる私のペースに合わせてくれながら、思いがけず良い時間になりました。






で、この日は終わったのに、のはずだったのに、

がっくり

かなり動揺することになりました。