0328 甲骨般若109 能(甲骨般若55)
ぼくはクマ~。かわいいキャラクターにしたくなるところに、
またその強さと、その能力を感じてしまう。熊野 クマのチカラ!? その恐ろしい能力は畏怖すべき対象だったであろう。
金文考察 むらかみすいぶん古代文字道場
【熊】14[音]ユウ [訓]くま
能+火。〔詛楚文〕にその形の字がみえる。能の初形はむしろ汚(えい)に近い。〔左伝、宣哭年〕の「磁汚(人名)」を〔公羊伝〕〔穀梁伝〕に「頃熊(けいゆう)」に作り、熊・汚の声もまた近い。〔左伝、昭七年〕に、治水に失敗した鯀(こん)は、羽山で際(ころ)され、化して黄熊となって羽淵に入ったとする神話をしるしている。熊を水物とすれば、汚との関係も考えられるが、これは神話のことであるから、字形の説明には援用しがたい。
エイ みちる・あまる
声符は梠(えい)。梠はやどかりの等形。旺は貝を負う形・金文の字形は梠に女を加えた形である。梠はやどかりの形に似ている。熊の字形も近く、梠にまた旺(えい)の声がある。
文字の古代へ遡る。
古代文字書歌(甲骨文字):むらかみすいぶん