ひさびさに小説のことでも書こう。
といっても、小説の感想ではなくて、「小説を読む」という行為そのものについて。

ものごころがつく頃から、まわりには絶えず本がある環境だったと思う。
年の離れた姉がいて、姉のおさがりのえほんに、ご近所のおねえさんからまわってくる伝記。
いま現在の母は、あまり本を読んだりしないけれど、もともとは本を読むのが好きだったようだし、
だれよりも祖母の血を受け継いでいるのだと思う。

小学校に入ったくらいから、偉人の伝記を好んで読むようになり、いまでも実家にはそれが残されていて、甥たちが読んだりしている。
それから姉が勧めてくれたティーンズ文庫を読んだり、高学年になると推理小説を好んで読むようになった。

中学生になると、ある小説をきっかけに歴史ものを読むようになり、それはいまでもつづいている。

と書くと、なんだか読書家のように見えてしまうかもしれないけれど、
実のところ純文学や長編の歴史小説はほとんど読まずにきてしまっている。
どうやらあまり堅い文章は好みじゃないらしく、わかりやすくエンタメ色の濃いものを選んでしまう傾向がある。
冊数だけは読んでいるけれど、それが身になる知識か、といわれると「ううーん」と唸るしかない。

きちんと知識を得るため、という目的があれば、専門書を読むことも苦ではないし、調べ物をすること自体も好きなほう。
だけど、基本的に私にとって「読む」という行為は、あくまで趣味であり娯楽なので、さらっと読めるものを選んでしまう。
そこで気になることができれば、専門書に手を出す…という感じだろうか。

付け焼刃な知識しかなくて、本を読む=ものしり、という構図は成り立たないな、と自分で実感している今日このごろ。

いまは調べたいことがあるので、図書館通いでも始めようかな、と思っている。