以前と比べて突発性難聴の治療のため休養をとられる人を頻繁に見かけるような気がしている。
私も3年前に突発性難聴に罹ったことがあった。
ある日夜中に目が覚めると、耳が詰まったような感じがした。
夜中の静まり返った中で聴力の異変に気付かなかったのと、朝になったら治るだろうと思い放置していたが、朝目覚めても治っていなかった。
その時にようやく自分の声すらまともに聞こえないことに気が付いたのだ。
しかし、やるべき業務があり、当日急に休みをとるわけにもいかず普段通り出社した。
その日の移動時間や休憩時間にインターネットで色々と調べてみると「突発性難聴」ではないかと考えるようになり、早期に治療を始めないと聴力が元に戻らなくなる可能性があると知り、退勤後に病院で診断を受けた。
診断の結果、インターネットで調べていた突発性難聴であることが分かった。
先生は「恐らくストレスが原因でなってしまっていると思う。」と仰っていた。
私は「そんなにストレスになるようなことはないはず」と思ったが、今振り返ると、両親の金銭問題が発覚したのがショックでずっと考え込んでいたのが原因だったのではないかと思う。
ちょうどその時期は食欲もなく、おにぎり1つ完食するのも困難だった。
きっとあまりにもショックでストレスだと自覚できていなかったのだろう。
治療は薬を服用して定期的に病院で聴力の回復具合を確認した。
薬は漢方薬とビタミンB12の薬を服用した。
初めて診断を受けた翌日にはかなり症状が改善されたが、完全に元の聴力までには回復しなかった。
今は日常生活は問題無いが、聴力検査で使うような音は聞き取れない。
特に困ることではないため、通院せずにビタミン剤を服用して生活している。