これを書いているうちに思い出したのだが、
3年生の時私には親友と呼べる友人が2人いた。
とても明るく活発的な子、ポワポワしていて
素直な子、大人しくて人見知りな私。
仲良くなると私でも予想していなかったが、
気付いたら3人でいることが増えた。
3人グループになると1人だけ仲間外れになるという
事が今までの人生で何度もあったが、その時は1人
だけ仲間外れになることは全く無かった。
3人ともちゃおが好きだったので、発売日になると
一緒に買いに行き、公園で読んで感想を共有していた。
筆箱が付録についていた時は筆箱の上蓋の裏にシールを貼るというずる賢い方法で学校にシールを
持ち込み、クラスメイトとシール交換するのが
しばらくの間流行っていた。
ハロウィン・クリスマス・バレンタインになるとパーティーを開いた。
3人でお小遣いを出しあい購入した大きめのジュースやお菓子を一緒に持って歩いていたのが今となっては微笑ましい。
学校が怖いという感情がすっかりなくなった3年生の
終業式前、3人グループのうちの1人が転校することが分かった。
クラスでもお別れ会をしたが、引越しの前日に3人
だけでパーティーをした。
学校では泣かなかったのに、3人で集まると涙が
止まらなかった。
ずっと一緒にいたかったが、転校はその子の親が決めたことで、どうにも変えられない状況に絶望し
3人でしばらく泣いていた。
別れ際に私が作ったブレスレットをプレゼントし、
私のガラケーで3人で写真を撮ってお別れした。
その時の事を思い出した今も涙が出そうになっている。