支援学級で過ごす日々はとても快適だった。

しかし、同級生が体育の授業で校庭にいる時間に私が校庭の端で先生と生き物や植物の学習をしている時間は気まずかったのを覚えている。

そのうちみんなが勉強をしている中で自分だけ好きなことをして過ごしていることに罪悪感があり、2年生になる頃にはみんなと同じ教室で授業を受けていた。

当時私の気持ちに寄り添ってくださった先生方には感謝している。

いつかお会いする機会があればお礼を伝えたい。


やはり教室は居心地が悪かったが、仲良くしてくれる友人もいたのでなんとか耐えた。

相変わらず学校に行きたくないと泣く日には、母は私にビンタをして学校まで引きずって行った。

私はこちらの事情を聞かず、無理矢理引きずってまで学校に連れて行く母を恨んだ。

今になって父に聞くと、父はこのことを知らなかったそうだ。

子どもに暴力を振るっていることが父にバレるのが怖く、隠していたのだろう。

だんだん泣きながら登校することは減っていき、最終的に1人でも登校できるようになっていた。