自分を他人にとって都合の良いように偽ると、私のことを好きに扱っていいと勘違いしたのか、1人の同級生がいじめてくるようになった。
名前から考えたであろう変なあだ名で呼んできたり、私がいない隙を狙って筆記用具等を盗んでいた。
当時の私はそれらに耐えきれず学校を休みがちになった。
母は私が学校に行かないことに憤怒し、学校に行きたくないと泣く私にビンタをして無理矢理学校まで引っ張っていった。
学校ではできるだけ教室にいたくなくて、よく保健室に通ってはベッドで横になっていた。
徐々に食欲もなくなっていき、給食はほとんど食べずに残していた。
当時の写真を見るとその歳の子どもにしては酷く痩せていて驚いた。
たがそりゃそうだと納得している自分もいる。
学校から帰宅すると平気なのだが、夜になると吐き気が止まらずその晩に食べたご飯を吐き出してしまっていたからだ。
そんな私を見てある日学校の先生からある提案があったそうだ。