東京債券市場では、日本銀行の金融緩和策の転換が視野に入ったことから、新発10年物国債の利回りが一時的に0.700%まで上昇しました(債券価格は下落)。これは、20141月以来の高水準です。同時に、ドル対円相場も円高傾向が進行し、一時的に146円台半ばに達しました。

市場では、米国の景気先行きに対する懸念が後退する一方、日本経済が順調に回復する期待が高まっています。日本銀行が物価上昇を伴う持続的な経済回復を目指して金融緩和政策を調整する可能性が近づいているとの見方が市場に浸透しています。