シンゴジラ観てきました。
良かったです!面白かったです。
映画をあまり観る時間のない私ですが、そんな中、好きなのは、グランブルーとかレオンとかナウシカとかアマデウスとかゾンビランドとか。そんな傾向です。
ゴジラとか今まで興味なかったですし、エヴァンゲリオンは最初10分で良く分からなくて止めたクチです。
そんな私がなんでシンゴジラ見に行ったかというと、
『ご都合主義な男女愛無し』
『お涙頂戴な家族愛無し』
という評判を聞いたからでした。
もうね、よくある映画の、
『最初は反目し合っていた男女が危機的状況の中で結ばれてキスで劇終』
とか、
『離婚した元妻と子供と会って抱き合って危機的状況に赴いて云々…』
とか、それはまあ悪いことじゃないんですが、ああ、またかって感じで食傷気味…。
あと、お前は先に逃げろって言われているのに、
『一人だけ逃げるなんてできない』 とか言って残る足手まといなヒロイン的なキャラもいなくて、イライラしなくてとても良かった(*´∀`*)
んで、シンゴジラ。 おもしろかったです!観ていてずっとわくわくしていました。
いえ、ビルがらがら壊されるし人さまは沢山死んでゆく映画なのでワクワク!というと語弊があるかもしれないですが、とにかく、シンゴジラが形態を進化させて強くなってゆく様子にワクワクしました。
そしてそれに対する人間もやっぱり応援する気持ちもあって。不思議ですね。
キャラもひとりひとり立っていて、名前とか覚えていなくても、ああ、この人ねって区別できるので支障ありませんでした。
笑い(?)の要素も所々であって。
最初、まだゴジラの正体も分からないとき、
「生物の可能性は?」 「君、なにふざけたこと言ってるんだ」
からの、
「未確認生物がテレビでーー!」ズコーーーー!
とか、
「上陸はありえません!」 からの、
「〇〇に上陸してますーー!」ズコーーーー!!
とか、ええ、ワクワクしました。
出てくるキャラみんな好きですが、特に花森防衛大臣のドスの効いた低音ボイスが最高でした。
ほんとあの冷たい視線が『さっさと決断しろこのうすのろが…!』って言ってますよね…。
あと間准教授のアナログな感じもよいなーと。パソコンより手書きでぐちゃぐちゃやってる感じにほっこりしました。
志村秘書官はもうお顔が好きすぎて(演技も)素晴らしいですし、矢口、赤坂、泉のあたりは腐女子としても腐女子とてでなくても、水面下の人間ドラマを妄想させてくれました。
あと安田さんの「あああああ!」も、財前さんの「仕事ですから」にも痺れましたし、森さんの「まあはみ出しもんどうしやっちゃいますか」って感じも、尾頭さんの抑揚ないしゃべりも、好きです。
ほかにも書き切れないのですが、そういった一癖ある人たちが、実に自然に、ああ、こういう人いるよねという程度で調和しているのが凄いなぁと。
あと斎藤工さんが出てたのをパンフレットで初めて知ったんですが、どこにいたのか…?!
あと前田あっちゃん出てたのを(以下略)
それから山岡統合指揮官を観て、あれ、このひと最近どっかで頻繁に拝見しているぞ…どこでだったか…と5分ぐらい悩んでいたんですが、真田丸の片桐殿でした…
いろんな方が出てくるのに、家族背景が徹底的に排除されているのですが、それがまたいいのです!!
行間はこっちで勝手に考えますから!!!むしろそういった余白があった方がいいのです!!
日本人はそういった語られない部分に思いをはせ、補完することにおもしろさを見いだしてきた民族なのではと…!(いえ日本人に限った話ではないのでしょうが)
ゴジラはめちゃくちゃ強くて気持ち良かった…!
最初上陸したときのぶるぶるのたうっている形態が気持ち悪くて。
最終形態のひび割れたなかに赤い色味が出ているのとか、長すぎるしっぽとか、太すぎる足とか、最初違和感あったのですが、中盤以降、うずくまったゴジラの背中から青白い光が迸り、空を薙いでゆくところ、真剣に、ゴジラが美しく見えました。
いいぞもっとやれーーーー!
途中、避難するときに内閣の主要閣僚が全滅したというくだり、総理とか防衛大臣に気持ち的に傾いてきたころでもあったので、ちょっと「えっ」と思いました。
でもその辺の容赦のなさがリアルで良いなぁと思います。
全体的な雰囲気が、えっとこれどっかで…と思っていたのが、『プロジェクトx』です。
つーか、これ、危機的状況に一体となって立ち向かった人々の物語…って、めちゃプロジェクトXだ…と思いました。
映画が終わって、タイトルロール流れているときも、こんなに多くの企業や国家機関が協力していたんだ…それをまとめ上げて、ここまでリアリティを感じさせる作品を作り上げるのって、作り上げる過程をプロジェクトX的に別番組にしても面白いのかなと思いました。つーか観たい。
あと、ちょっと踊る大捜査線的な音楽が聞こえて、ああ、そういう雰囲気もあるなぁと。
ゴジラがどうして上陸したのか、何が目的だったのか、よく分からなかったのですが(分からなくていいのでしょうが)、最後の尻尾がグロテスクな人間の器官も組み込まれている描写に、千と千尋の神隠しのオクサレ様的な要素があるのかな、と。
人間が無分別に出した核廃棄物を取り込んで生み出されてしまった怪物ゴジラ。
最後に白っぽく硬化して首都の空に屹立している姿は、祟り神のようだなという感想を持ちました。
人知を超越した巨大災害的な存在であったゴジラは、その後、あの場所で、「どうか復活しないで下さい」と奉られるような存在になるのかなぁと。 あの長いしっぽにアルプスの少女的に長いブランコかけて遊んでみたいとも思います。
いろいろ書き漏らしているし、一回しか観ていないので理解できていないところも多々在りますが、いまの時点の感想が以上です。
よかった、ゴジラ。続編もお願いします。
あ、在来線爆弾、すごい、めっちゃ好きです。可愛いです。
探査機ハヤブサの帰還のときのような、無生物にあるはずのないけなげさを感じました。
送り出す鉄道マンは切なかったのだろうなぁと思います。
