「CF(コンパクトフラッシュ)が読めなくなった。復旧は可能か?」というお問い合わせが来ました。
基本的にPC(SATA、USB、1394等インターフェース)からアクセスできるものはすべて復旧できる可能性はあります。
メモリーも同様です。

ただメモリーはメモリーの特性があり インターフェースが同じだからといってすべてHDDと同じというわけではありません。

デジカメ用と思っていたら 今回 お問い合わせいただいたCFは測定器で使われているとのこと。
そのため頻繁に脱着をされているようでその際の静電気によるシステム損傷の可能性があります。

何度も何度も書いていますが CFやSD、USBメモリー等 フラッシュメモリーを使用している記憶媒体は本質的にその特性を持っています。

物理的に可動部がなく衝撃に強い
取り扱いが簡単
軽い、小さい等の長所はよく知られていますが
その短所についてはあまり知られていません。

1.寿命が短い(物理的ブロックへの書き込み回数が500回程度)
2.静電気に弱い
3.SD(microSD)カードは物理的に弱い・・・折れる等

産業機器等で単にデータを書き込むだけなら良いのですが システム自体をメモリから起動する場合 どうしても物理的に同じような場所への書き込みが発生します。
これらが意外に寿命を短くしているケースも有ります。

メモリーは一般に考えられているより脆弱なものです。
バックアップは必須、
”USBメモリーからファイルを開いて修正しそのまま書き込む”ような使い方は決してしないでください。

その特性を十分理解して使えばメモリーは非常に便利なものです。