YAMAHAシンセサイザーSY-1

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SY-1と言うシンセサイザーをご存知だろうか。
YAMAHAが最初に発売したシンセサイザーで主にエレクトーンの上に載せて使う様なプリセットタイプ。
もちろんモノフォニックのアナログシンセだ。

このSY-1の修理依頼が来て 現物が送られてきていた。
回路図等の資料の入手に手間取っていたが先週 ようやく筐体を開けて中身を確認した。
楽器でもHDDのデータ復旧と同じで 作業に掛かる前に十分な準備が必要なのだ。


開けた途端 修理不能である事が判明。

なんと 配線を含めた内部を囓ったあとがあるのだ。
おそらくネズミが巣を作っていたのだろう。

最近ネズミ自体とんと見かけないのだが 何処に保管してあったのだろうか?

貴重な初期のアナログシンセが一台使用不能になってしまった。

答えはYESでもありNOでも有ります。
確率から言うとほとんどNOと言っても良いでしょう。

なぜならヘッドがリトライを繰り返すわけはたくさん有りヘッドが不良という確率は高くないからです。

ファームウェア障害で有ったり セクター障害であったりの確率のほうが遥かに高いのです。

ところが残念なことに 異音を発しているHDDは 何も考えず開封ヘッドを交換するだけのデータ復旧業者がいます。
当然のことながら 殆どの場合 データ復旧できません。

そこで その業者は
「重度障害のためヘッド交換しましたがデータを読み出せませんでした。復旧できなかったので作業料金はいただきません。」
(どうだ うちは良心的だろう!!!)
読み出せなかったのではなく その業者がヘッド交換をして壊したのです。

「起動しない。画面が黒くなって白い文字が出ている。」
近所の方から電話があった。
電話に登録してあったので名字は分かったが 
「えーっと」

しばらくして思い出した。
数年前にパソコンを修理した人で 様々な絡みがあってよく知っていた人だった。

現象はよくあるパターンで ”軽微な物理障害が元で深刻な論理障害が発生”というもの。

「検査してみなければ詳しいことは言えませんが 症状が重く本格的にデータ復旧しなければならないと相当な費用がかかりますよ。」

普通 データがトラブルを起こす、あるいはパソコンが起動しなくなって初めて事の重大さに気がつく。

はっきり言います。
その時はもう遅いのです。

普段から データの確実なバックアップを取っていれば慌てなくて済むのです。

もし 今 バックアップを取っていない人がいたら 今すぐバックアップを取って下さい。
仕事でパソコンを使うなら 更に いざという時に慌てなくて済むように 予備に1台パソコンを用意しておいて下さい。

一見 (予備のパソコンまで用意しなければならないので)高く付くように見えますが 
パソコンが起動しなくなった時 仕事が円滑に続けられる事 またデータ復旧費用に比べれば 安いものです。